2010年01月01日

【二ッ目!】 ウェンディーズのウェンディーズチーズ




 昨日2009年12月31日限りで閉店したウェンディーズ。その最後の最後のレポートを、年をまたいでお送りしております――明けましておめでとうございます。

 今度は「来る年」編。長蛇の列に並んだ末に購入したバーガー2個のうちのもう1つにして、正真正銘コレが最後のウェンディーズ……ウェンディーズチーズ¥320。「最後に何が食べたい?」と聞かれたら、やっぱりこうなりますよ。



 「チーズバーガークラシック」¥290と比べ、ウェンディーズチーズはチーズが1枚、そしてトマトとレタス、マヨネーズが入っている。ウェンディーズ最後の日、ふと「あること」を確認しておきたくなり、それでこんな注文をした次第。


 やはりこの味だ! 某業界トップには無い、豊かな野菜の彩り。そして食材同士のこの複雑な味の絡み合い。私がハンバーガーに興味を持つようになったのは、ウェンディーズのハンバーガーにトマトとオニオンとレタスが入っていたからである。

 それまでの私はハンバーガーと言えばマクドナルドなイメージしか無かったので、数百円と変わらぬ値段で一通りの野菜が入っているウェンディーズのハンバーガーが、まず真新しい食べ物に見えたし、同時にすごく正統なハンバーガーであるようにも思えた。何より食べておいしい「食べ物」であったし、しかもその後何百というハンバーガーの専門店を訪ねた後でさえ、そのおいしさが霞むことはなかった。


 自慢のノンフローズンパティの味わいは、アチラ的なパサ付いた感じとは異なり、日本人である私にも親しめる、丸くやわらかな味わい。牛肉を食べていることを実感できる「牛クサさ」、生々しく言えば鉄分クサさ(要は血のニオイ)をしっかり残し、最後のひと口まで「牛」な印象は変わらない。

 ここにトマトとレタスを加えたとき味がどう変わるか――それがこの土壇場に確認しておきたかった「あること」である。

 よく「ハンバーガーは肉料理だ」と言うが、しかし単においしい肉が食べたいのなら、肉だけ食べていればよいワケで、それをわざわざパンの間に挟む限りは、挟んだだけの何か新たなおいしさが生まれないとウソだろうと、私は思っている。

 考えてみれば、焼いた肉と生の野菜は基本的には別々の皿に載って出て来るもの。それを同時に口に入れるなどというのは、メキシコやイタリアの同種の食べ物も含め、世界的に見てもかなり例外的な食べ方になるのではないだろうか。三たび登場、夏目シェフのいう「無精な食べ物」というのはまさにその辺りで、本来別々に出されるもの、順番に食べてゆくべきものを最初から全部ひとからげにして頬張るという行為は、きちんとした食事マナーからすれば、確かに、この上なく無精な食べ方であるに違いない。


 だから普段生野菜と焼き肉は別々に調理し、盛り付けるのが当たり前の由緒正しき料理人からすれば、前菜とメインディッシュと付け合わせのパンが合体したこの食べ物の味わいは「未知なる調和」ということになるだろう。

 野菜はオニオンのみの「チーズバーガークラシック」の食後、トマトとオニオンの追加されたウェンディーズチーズを続けて食べてみると、その牛クサさは弱まることも薄らぐこともなく、むしろ肉と野菜との「未知なる調和」が生まれ、その新たな魅力によって食べる者を未知なる興奮へとグイグイと引き込んでゆく。ケチャップとマヨネーズが合流してサーモンピンクのオーロラソースが生まれ、甘酸っぱく食欲を誘う。

 野菜を挟まない時の的を絞った鋭い味わいと、野菜を挟んだ時の味の広がり、膨らみ――「挟んだらおいしくなくなった」とか「挟まないとおいしくない」とか言うのでなく、どちらに転んでもそれぞれおいしく食べられる。要は、パンと肉だけで食べても十分おいしいが、でも野菜を挟むと全く違うおいしさが楽しめる――それでこそ「ハンバーガー」だと私は思っている。そうでないと野菜とパンの意味が無い。ウェンディーズはその要件を楽々とクリアするハンバーガーショップであったと思う。

§ §

 あとウェンディーズのハンバーガーの最たる特徴と言えば――見た目がキタナイ(笑)。これは一貫していたネェ〜。しかしこれもアチラらしい「雑さ」と見れば、むしろ良い意味で「味」のひとつになっていた。

 それと包み紙を開けると、必ずハンバーガーのてっぺん(クラウン)が上になって出て来る。おしり(ヒール)から出て来るのがマック。食べやすさ云々の議論は置いといて、「エラクお行儀のいい店だなぁ」という印象はずっとあった。でも見た目はキタナイ(笑)。

 そんな次第で終わります。また食べたくなったら、とりあえず海を渡ることにします。最後は青葉台店(横浜市青葉区)の写真を貼ってゆきますよ――その昔ドムドムバーガーだった店舗ですね。


 12月31日午前6時34分


 同午前11時44分


 同午後1時15分


 同午後9時16分


 1月1日午後1時57分

以下、正確な定点観測は出来ず(一切そのつもりが無かったものですから)。

31日午後1時14分 → 1日午後1時57分

31日午後1時16分 → 1日午後1時59分

posted by ハンバーガーストリート at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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