1980年5月2日、銀座七丁目に1号店オープン。30周年を目前に本日2009年12月31日限りでまさかの閉店――ウェンディーズ。
きっと長いお別れになるだろう。ひとまずの終章に食すべき「意中のバーガー」を心に決めて臨んだところが、予想をはるかに超える大行列に見舞われて、我が常套手段である「一度食べた後、同じものを単品でもう一度買い直す」手はこの状況ではまず不可能と判断、ハナから複数個買う作戦に出た。ならば「同じの2個」でなく、いっそ違う種類を2つ買おうと方針を再修正。そんな次第でウェンディーズ最後のレポートは行く年来る年、2年にまたがってお送りすることとなりました。
まずは行く年編。2つ購入したうちの1つ目、ウェンディーズのチーズバーガークラシック¥290。
先日、「正直ウェンディーズという折角の素材を持て余していた感はある」とは書いたが、一方でウェンディーズそのもののクオリティについては、最後まで高いレベルが維持され続けていたものと、私は実感している。ダイエーからゼンショーに経営が移っても、私の好きなアノ味が変わることは無かった。自慢のクオリティは正しく守り継がれていたワケである。ミョウな限定メニューにさえ目を向けなければ、いつ訪ねても私の希望に十二分に応えてくれる店だった。この上何を望もう。
さてチーズバーガークラシック。気が付けば100円バーガーは既に無い。「最もシンプルなバーガーを」と探してゆくと、コレに行き着いた。
生のオニオンは入るがトマト&レタスは無し。ケチャップとマスタード、それにスイートピクルスで味が組み立てられている。但し肉がそれ自身でもう十分においしいので、上記調味料はやや量が多く感じられるが。
ウェンディーズ自慢の100gノンフローズン特製パティと、チェダー(入りプロセス)チーズの独特のミルク感が相混ざって、ひたすらに後味まろやか。僅かばかり「パサッ」とのどに詰まるが、それも味のうち。水分補給部隊=野菜が入っていないので、こんなもんだろう。ひとまずこの「野菜無し」の味を記憶しておき、続きは次の記事で――。
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写真の店は横浜市青葉区にある青葉台店。以前はドムドムバーガーだった。途中からウェンディーズに変わったのである。「ドムドム→ウェンディーズ」の変遷についてはウィキペディアに詳しく載っている。
ま、ドムドムだろうがウェンディーズだろうが、とにかく私がその「有難味」を知るようになるのは、つい5年前のことである。もしウェンディーズに出会っていなければ、ここまで好んでハンバーガーを食べるようなことにはならなかっただろう。それまでハンバーガーと言えばマクドナルドとばかり思っていた、その凝り固まったイメージを見事に覆してみせたのがウェンディーズである。この話の続きも次の記事で――。
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# 001 ウェンディーズ
2009.12.31 Y.M