千葉県は松戸市、小金原団地に構えるドッグサロン併設のマニアックなハンバーガーショップR-S(アールズ)。オーナー島本氏のオススメはリアルバーガー¥1,300。国産和牛100%が150gにチーズ、エッグ、テリヤキソース。
テリヤキに和牛の肉汁がブレンドされ、イイ〜お味のソースがニオイぷんぷん!
バンズに乗る「種子」がゴマからカボチャに変わった。前回食べた際は噛むのにアゴが疲れるほど生地の弾きの強いバンズだったが、この日は「目は細かく」「ムニャッとやわらかく」そして「分厚い」、要はスポンジのような食感で正直もうひとつ。まぁどこの店においても日によりバンズの出来に「A」「B」「C」くらいの幅はあるものである。
バンズ表面の皮だけ口に残り、同時に皮のコゲ味もバーガー全体の味を貫いて深く強く口に残る。
中身はエッグ、テリヤキソース、マヨネーズ、そしてチーズは3枚! タンパク質系総進撃、とりとめなく豪華過ぎるが(笑)、中ではやはり無味なエッグが断然強い。テリヤキソースの甘辛さはエッグに中和され角のとれた丸い味に。チーズも3枚の割りに埋没傾向。和牛の立場はいずこ?
だがしかし、このバーガーを豪州牛で作ると求める味とはまた違ってきてしまう。卵の黄身に醤油の利いたテリヤキソース、甘く丸い味わいの和牛――そう、この構成、言わばスキヤキですな(笑)。やはりお肉は和牛でないと務まらない。そんな「ちゅるっと丸っこい」味がお好みの方にオススメする。
輪郭を成すものやアクセントとなるものは特別無く、エッグといいマヨネーズといいチーズといい、至って「真ん中」な味ばかりが集まっている。ひたすら「真ん中」で、そして「濃い」のだ。
しかしその辺り「なぜ真ん中なのだ?」などとあまり真剣に考えてはいけない。要はオーナーの「大好物ばっかり乗せました」的バーガーなのである。例えて言うなら、納豆にウニ、イクラ、なめこ、山芋、明太子、白菜のキムチを合わせ、お赤飯の上に乗っけたようなモンである(私の場合)。理屈抜き! とにかくオーナー「が」大好きなバーガー。それこそが「リアルバーガー」、つまりオーナーにとっての真のバーガーなのである。
島本オーナーの「世界」に触れてみたくば、その禁断の扉を開けてみる価値は大いにあるだろう。扉の向こうに見ゆる景色は……お楽しみに。
― shop data ―
所在地: 千葉県松戸市小金原6-2-6
JR北小金駅より新京成バス「行政センター」下車 地図
TEL: Burger 047-312-6668/Salon 047-312-6669
URL: http://rsburger.exblog.jp/
オープン: 2008年7月25日
* 営業時間 *
Burger 11:00〜23:00(LO22:00, 月曜はLO20:30)
Salon 10:00〜19:00
定休日: 火曜日(要確認)