2勝2敗で迎えた日本シリーズ第5戦――。
熱戦の舞台・東京ドームでは、日ハム先発・藤井秀悟が巨人打線を7回4安打無失点に封じる好投を見せていた、まさに同時刻――私はドームのすぐそば、水道橋のI-kousya(アイコウシャ)に居た。前回の「Burger Mania」に続き、今宵はブルーチーズバーガーL￥1,732を。ところが……。
日本シリーズのような短期決戦では、たったひとつの小さなミスが大きな命取りに繋がる――。この夜、私はめずらしくミスを犯した。ハンバーガーの選択ミスと言うより、確認ミスと言った方が良いだろう。慢心があった。
アイコウシャの場合、バーガー全体のバランスを考えると、パティのサイズはレギュラー110gでなく間違いなくラージ150gを選ぶべきなのである。その頭から、ブルーチーズバーガーもラージで頼んだのだが、ところがチーズの量はと言うとパティのサイズに因らず常に一定なのである。つまりどうなったかと言うと、折角のブルーチーズが隠し味程度にしか利かないバランスになってしまったワケである。注文時にきちんとコミュニケーションして確認しておけば、こんなことにはならなかったワケで、だからコレは私の確認ミスである。
そのくらいこのブルーチーズバーガーは、際どくも細やかなバランスの上に成り立っているとも言える。例えばバーベキューソースやサルサであれば、そこまで大きな味の差にはならないと思うが、このブルーチーズバーガーに関しては、肉の量の違いは味を大きく左右する分かれ目に成り得る。
なのでフランスはオーベルニュ地方特産の「ブルー・ド・ヴェルニュ」の味わいは、タルタルソースに押され気味で存在自体ほとんど確認出来ず(泣)……。こんな記事のままでは店にも悪いので、年内もう一度食べに行くことに決めた。とにかくブルーチーズバーガーはレギュラーで頼んで下さい。
バーガー自体の造りは申し分無し。一番の主役はオニオンリング。細く鋭くクリスピーに揚げた、「ガリッ」とシャープな食感が凄まじく印象的。しかも類は友を呼び、生のオニオンの食感ともシンクロする。だから別に「オニオンリングバーガー」でいいんじゃないかと心の底から思ったものである。
あとはもうガッツのある肉！ 粗く挽いて噛み応え好く、コゲ香ばしく、塩コショウもガリッ！ ビシッ！ と決まっていて、「ハンバーガー＝大衆食」のメリハリが効きまくった抜群のプロポーション！ おとなしそうな外見にダマされてはいけない――コレはこの上無き「ハンバーガー」である。
そんなワケで、リベンジします――その続きがこちら↓
# I-Kousya [水道橋] のブルーチーズバーガー（再食）
# I-Kousya [水道橋] のブルーチーズバーガー（再々食）
→ # ガーリックバーガー ◆ I-Kousya [水道橋] のガーリックバーガー
# I-Kousya [水道橋] のバーベキューベーコンバーガー
# I-Kousya [水道橋] のバーベキューバーガー
# I-Kousya [水道橋] のサルサバーガー
# テリヤキバーガー ◆ I-Kousya [水道橋] のテリヤキバーガー
# アボカドバーガー ◆ I-Kousya [水道橋] のアボカドバーガー
# I-Kousya [水道橋] のG.M.マッシュルームバーガー
# 029 I-Kousya [水道橋]
― shop data ―
所在地: 東京都千代田区三崎町1-4-8
JR水道橋駅歩5分 地図
TEL: 03-3291-4102
オープン: 2003年4月22日
* 営業時間 *
月〜金: 11:30〜15:00(14:30LO), 17:00〜21:30(21:00LO)
土曜日: 11:30〜18:00(17:30LO)
定休日: 日曜・祝日(※要確認)
