復活だという。オフィシャルによると「1992年から2004年までレギュラーメニューとして発売されていた伝説の『チキンタツタ』」とのこと。「発売」は「売り出す・売り始める」という意味なので、これは「販売」が正しい。自分トコの話をしているのに「されていた」という言葉遣いもどうかと。「1992年から2004年までレギュラーメニューとして販売していた」でいいんじゃないですか。あと最後の「伝説の」は余計(笑)。
実はよく知らなかったのだが、レギュラーメニューにチキンフィレオ¥290なるチキンを使ったメニューが別に存在する。チキンタツタとチキンフィレオはどう違うのか。さらにタツタ=竜田揚げとフライドチキンがどう違うのかという問題もある。
竜田揚げ
魚肉・鶏肉などに醤油とみりんで下味をつけ、かたくり粉をまぶして油で揚げたもの
唐揚げ
小魚・鶏肉などを、何もつけないで、または小麦粉やかたくり粉を軽くまぶして油で揚げること
フライドチキン
下味をつけた小麦粉を鶏肉にまぶし、油で揚げたもの (以上、大辞林)
「唐揚げとフライドチキンの違い」についてはこちらに頼りますか。
当ブログの読者にあってはよくご存知のとおり、「ハンバーガー=ハンバーグステーキサンド」という解釈を通せば、チキンを挟んでいる時点でハンバーガーとは呼べない。なので今回この記事自体、思いっきり番外編である。
ただその辺りマクドナルドは割りと几帳面に呼び分けている。魚を挟めば「フィレオフィッシュ」だし、鶏を挟めば「チキンフィレオ」だし、海老なら「えびフィレオ」だし。前倒して11日から販売開始の「グラコロ」も「グラコロバーガー」とは呼んでいないワケで。「フィレオ(fillet-o)」とは切り身の一枚肉のこと。フィレ(ヒレ)ステーキと一緒ですな。しかしフィレオフィッシュはわかるが、えびフィレオってどういう状態?
ちなみにWEBで確認できる範囲で各店の呼び分けを調べてみた。とりあえず「チキン」限定で。
「チキンバーガー」とは呼ばない店
マクドナルド
チキンフィレオ¥290
ジューシーチキン 赤とうがらし¥290
チキンタツタ¥320
ロッテリア
タンドリーチキンサンド¥280
ウェンディーズ
チキンサンド¥300
スパイシーチキンサンド¥320
ペッパーマッシュルームチーズチキンサンド¥330
てりやきチキンサンド¥360
ファーストキッチン
チキン竜田サンド¥300
バーガーキング
BKチキンサンドウィッチ¥360
テンダーグリルチキンサンドウィッチ¥380
クアアイナ
ビーフパティ以外の具材はすべてサンドイッチの扱い
KFC
チキンフィレサンド¥380
和風チキンカツサンド¥380
炭火焼きチキンサンド¥360
「チキンバーガー」と呼ぶ店
モスバーガー
岩手県産南部どりバーガー¥330
宮崎県産鶏使用チキン南蛮バーガー¥350
国産鶏使用チキン南蛮バーガー¥320
テリヤキチキンバーガー¥320
フレッシュネスバーガー
チキンバーガー¥350
テリヤキチキンバーガー¥350
ドムドムハンバーガー
甘辛チキンバーガー¥300
一体何がしたい、モス……。なお「フィッシュ」だとこの限りではないかも知れません(未確認)。さらに念のため「chicken burger」で検索してみたところ、特定の店の商品名と思われるものには、ほぼヒットしませんでした(Google調べ)。
さてチキンタツタ。食べるとすぐ来る味はマスタード。でもコレはさほど支配的ではない。そしてこの切ない感じの味はしょうが醤油ですネ。ややマイルドな方向に味を運ぶのは「ぶよっ」とした旨味のマヨネーズ系ソース。
バンズは生地が黄色みがかってますか。甘いです。しょうが味にバンズの甘味が絡むのは正直勘弁。ややしっとりウェットな「ぷるん」とした生地感は正解で、これでドライなバンズだと、しょうが味と相俟ってかなりノドが乾くと思う。チキンの食感よりもバンズの「ぷるん」の方が印象的。
これでチキンも「ぷるり」と来れば言うことないのだが、ま、¥320じゃ無理か。後追いでキャベツのサクサクとした食感。サンド全体としては比較的よくまとまっていると思うが、決して華のある食べ物ではない。
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# 002 マクドナルド
2009.10.8 Y.M