2009年09月07日

【二ッ目!】 帝国ホテル [日比谷] のハンバーグステーキサンドイッチ


帝国ホテル東京
オールドインペリアルバー



 国内ホテルの最高峰、帝国ホテル1階のカジュアルレストラン「ユリーカ」が無くなってから早2年半……。

 後継の「パークサイドダイナー」は誠に残念ながらユリーカのアノ超トンガってたチーズハンバーガーサンドを引き継がず、私がユリーカで出会ったアノ衝撃はもう2度と味わえない……と半ば諦めていたところが、どうやら中2階の「オールドインペリアルバー」で出している「らしい」と、そんな噂をちらほらと耳にすることがあったのだが、このたびついに実物を確かめる機会が巡ってきたのである。


 オールドインペリアルバーはメインバー。ランチタイム(11:30〜16:30LO)に楽しめる本格サンドイッチメニューの一角にハンバーグステーキサンドイッチ¥2,205。夜は夜であるそうなのだが、そちらは未確認。


 かつて私を完膚無きまでKOしたチーズハンバーガーサンドはメニューに載っていなかったが、言えばきっと作ってくれる筈。半径5mにクッサーいグリュイエルチーズ臭が立ち込める、まるでハンバーグをフォンデュしたかのような強烈にして鮮烈なる逸品だった。

 さて実に4年半ぶりの旧ユリーカのハンバーガー(サンド)。1階「ガルガンチュワ」で焼いているであろうバンズは、数多の具材の味わいの中を貫いて粉の香りが実に良く、生地の弾きの強さも絶妙。コロンと丸味を帯びたハンバー""を間にしっかりと挟み込む、ソノ安定感が抜群である。肉にピタッと吸い付いて溶けない。崩れない。

 ハンバーグは「いったいどこの肉を挽いたの?」というくらいムダに最上級(笑)で、かつ大変やわらか。ハンバーガーとして味わうにはギリギリのところか。例の鉄砲水のように飛び出す肉汁も健在。以前ユリーカで食べた際には、仕上げにサラマンダーを使い、肉の旨味をウチに封じ込めていると説明を聴いたが、その手間の掛かる調理はこのメインバーでも受け継がれているようで。

 ちなみに下の写真は今は無き名古屋は伏見「SOUVENIR DINER(スーベニアダイナー)」のサラマンダー。ガス式。



SOUVENIR DINER [名古屋・伏見] のサラマンダー

 野菜は生のオニオンとレタス程度。ピクルスはしっかり辛く、締まった味をしている。ホテル自体の格式を思えば、この¥2,205は実にお値打ち。もっと高くておいしくないホテルも多々ありましょう。

 フランク・ロイド・ライト設計当時の意匠が残る店内をしっかりとカメラに撮り納めることを忘れたのが心残り。素のハンバーガーより数十倍パワーと独創性を増した、あのチーズハンバーガーサンドともども、また次回ということで――。



【最新情報】 帝国ホテル [日比谷] ユリーカ跡に
パークサイドダイナーがオープンしました

# 040 帝国ホテル [日比谷]

― shop data ―
●オールドインペリアルバー
所在地: 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテル東京 本館中2階
     東京メトロ日比谷線・千代田線 日比谷駅歩3分 地図
TEL: 03-3539-8088
URL: http://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/bar/18/261
営業時間: 11:30〜24:00(LO)
定休日: なし(要確認)

2009.9.7 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 11:41 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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