大型連休特集――明日も休みだ! 心置きなく食べられるガーリックバーガー。
さて、ニンニクと言えばスタミナ補給の代表的な存在ですが、ニオイのもとである硫化アリルには強力な殺菌作用があり、風邪などのウイルス予防に効力を発揮するということで、昨今の「フェーズ5」な状況にはまさにタイムリーではないでしょうか。
ビタミンB1が多く、また、硫化アリル中のアリシンと結びついて出来る「アリチアミン」がB1の吸収を促進して、疲労をやわらげる効果や動脈硬化の予防など、効果的に働きます。収穫時期は5月下旬から7月の間。もうしばらくすると「新ニンニク」が食べられるワケです。
参考:草土出版『花図鑑 野菜+果物』、小学館『野菜のソムリエ』ほか
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そんなワケで、今日から「ガーリックチップ」を使ったガーリックバーガー。まずは首都圏25店舗、Becker's(ベッカーズ)のペッパー&ガーリックバーガー¥440。店の前はよく通りがかりますし、ドリンクだけの利用もたまにしてましたが、ハンバーガーはなぜかご無沙汰――。
まずその写真とのギャップに大きな驚きがありましたね。アレ? こんなの頼んだっけ? みたいな。もっともコノ店の見本写真の傾向に慣れていないだけかも知れませんが。
かぶり付くと、まるで予想だにしていなかった「甘さ」が口中に。オニオン……にしては、自然を越えた甘味です。「アイコウシャ」さん言うところの「塩じょっぱさ」とは180度違う甘い味付けで、強いて言うならステーキソース寄りな立ち位置でしょうか。下に塗られたマスタードと相俟って、甘酸味(?)を醸してもいます。
ガーリックチップは、居る部分を食べればちゃんと味がするのですが、ただしバーガー全体に行き渡る味ではなく、やや局地的。焼き過ぎた表面のコゲ目と、ドライな肉質をかえって引き立たせてしまうナツメグのニオイが、ビーフパティを家庭のハンバーグの域に押し止め、さらにはハード寄りな作りのバンズは、「硬い」と言うよりは、日が経って水分が抜けたかのような歯切れの悪さ――スイマセン、あんまりいいコト書けませず、今回。ちなみに、ペッパーはさほど感じず。
とにかく思ったのと違うモノが出てくるお店でした。それが全般に「スケールダウン」であるのが残念ですネ……。価格も併せて考えると、この辺やこの辺のお店の価値が、あらためてよく解るのでありました。
う"〜ん、こんなんだったかなぁ?
→ # 009 ベッカーズ(初期の拙い記事ですが)
2009.5.5 Y.M