2008年03月02日

【二ッ目!】 FELLOWS [駒沢大学] のハンバーガー




 訪ねたとき、ちょうどJonney(ジョニー)がパティのつなぎ用のオニオンを鍋で炒めている最中だった。以下、甘ーいニオイに包まれながら――。

 ちょっとした改良があったのである。ハンバーガー¥950で説明すると、まずバンズをヨコに広がらないようにした(参考:従来のバンズとの比較)。味もグラムも一切変えていない。膨らませ方をひと工夫したのみである。従来のバンズはブカッと直径が大き過ぎて、全具材がバランスよく重なるゾーンに到達するまでに、ある種のランディングタイムと言うか、前置きがあったのである。それを中の食材と「径」を合わせたことで、「やたらバンズばかり食べている時間」が解消された。


 さらに今までパティの上に乗せていたトマト・オニオンを下に回して、これでパティと上バン(クラウン)の距離がぐっと近付いた。ひと口かぶり付けば序奏なし(←「ランディング」と掛けてます)のいきなり本編で、トマトにもオニオンにも遮られることなく肉の味がダイレクトに迫り来る、さらにさらにストレートなバーガーに改良されたのである。見た目にも、従来のものはそれこそ「虚無僧」のような、どこか落ち着き澄ました風貌をしていたが、今回の改良で俄然アグレッシブな様相に一変したようである。

 下バン(ヒール)には試みにフランス産のマスタードが塗ってあったが、コレはおでんの和がらしみたいで、効果薄。あとコレは「偶然」なのだが、やや分厚く切ったオニオンの少し硬さの残る焼き加減が、いつも以上に良いアクセントでおいしかった。ピクルスはいつもながらのイイ味わい。

 見た目こそ武骨だが、その実、極めてユルじわーっとしたデリケートな味わいで決まっているという、その見た目との「ギャップ」がフェローズのハンバーガーのユニークさだろう。パティ150g――しかし意外なくらい食後の「退き」がよいのは、イイ肉を使っている証拠である。その牧場指定の「イイ肉」をさばき過ぎて、先週の木曜日は腱鞘炎(けんしょうえん)で臨時休業だった。先週の土曜は売り切れ閉店――最近人気沸騰中のフェローズである。

 そうそう、生ビールは冬期はレーベンブロイ……って、いつまでが「冬期」なんだか。





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― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区駒沢2-17-9
     東急田園都市線 駒沢大学駅歩8分 地図
TEL: 03-5875-6331
URL: http://www.fellows-burger.com/
オープン: 2005年11月14日
* 営業時間 *
月〜土: 11:30〜15:00, 17:00〜22:00(LO)
日曜日: 11:30〜19:00
定休日: 火曜日(要確認)

2008.3.2 Y.M
posted by ハンバーガーストリート at 23:50 | TrackBack(0) | 【二ッ目!】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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