特集 ◆ ファストフード
第一週
ファストフード 【fast food】
ファーストフード 、ファストフード(英語(米語): fast food(ファストフード))とは、短時間で作れる、あるいは、短時間で食べられる手軽な食品・食事である。
日本における日本語では「ファーストフード」と表記・発音することが多いが、英語原音「fast」をカタカナ表記する際の通例に従えば、「ファストフード」となる。日本マスコミでは「ファストフード」が統一表記として用いられている(後略) ……って、こっからが本題なんですけどネ。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
§ §
ラストはウェンディーズ。店舗数76('07年7月末現在)、売上高69億円('06年2月期)。他にドムドム、明治サンテオレ、バーガーキングなどありますが、今回の特集ではウェンディーズまでの計6店を取り上げることにします。
1号店は1980年5月2日、銀座店。銀座7丁目・中央通り沿いと言うから、ヤマハとか資生堂のある辺りだろうか。その1号店は既に無く、同年'80年にできた原宿店がそれに次ぐ2号店ということで、外観は原宿で撮ってきたが、当初てっきり西銀座店を1号店と信じていたため、バーガーは西銀座店で食べたものである――悪しからず。
最も安いバーガーはJr.ハンバーガー¥105。マックのハンバーガー¥100同様、欄外同然の追いやられ様だが、ウェンディーズと言えば黙っていてもトマト、レタス、オニオンが挟まってくるところに国内他チェーンとの大きな違いがあるわけで、店として推したいのは当然ソチラ――この扱いも無理はない。しかし大き目にシュレッドしたオニオンはシャクシャクと歯応えを楽しめるほどのモノの良さで、そんな辺りでQUALITY IS OUR RECIPEたる面目躍如。
包みを開けると「オモテ」。
開けたとき「裏(下バンズの底)」が覗くというのは、「お弁当箱の中身が全部引っ繰り返しになった」のと同じくらい悲しいことであって、仮に「裏返っていた方が食べやすい(持ちやすい)」という合理性を求めた考え方のあるにせよ、それでもハンバーガーだってれっきとした「食べ物」なのだから、ハナっからその「裏」を披露する神経というのも、どうなのかなぁ……と、前々から多少の違和感を持って見ていたのである。
「それは至極日本人的な考えでは」と思う人もいるかも知れない。しかし現にウェンディーズは開けたとき「オモテ」になるよう包んでいるのである。食べやすさや考え方云々は別として、ウェンディーズのハンバーガー作りに懸ける想いのすごく「丁寧」であることが、この包み方ひとつからも感じられるように思う。
……なぁんて言う割りには、いつも見た目が汚いのが難ですが。今回の写真もバンズの膨らみといい、パティの厚みといい、マック&ロッテの100円バーガーとは比ぶべくもない質の高さながら……でも何でこんなにパティが寄るかネ? まぁアチラらしいと言われれば、そんな気もするが。
真四角のノンフローズンパティはマックに近いやわらかさを持つが、脂分豊か。少々口にモサるものの、甘めの黄色いバンズがやはり特徴的で、ケチャップの甘酸っぱさが幅を利かせていようが、それでもなお印象に濃い。ただパティもバンズも野菜の存在を前提としているかのように、それぞれモッサリと重めの食感を持ち合わせているため、他店のプレーンなバーガー以上に「何かが足りない感」を強く受けた(この場合、水分)。やはり野菜が入っていないと、ウェンディーズらしさは発揮されないのである。
◆
マックとはまた別の意味で「海の向こうから来た」印象を強く受けるバーガーである。「ハンバーガーらしさ」という点では「バーガーキング」と比べるのが正しいだろう……と書きながら、そんな比較ついぞしたことがなかったことに今気付いた。ウェンディーズとバーキン、似て非なる特長を持つこの両店の比較は、またいずれ――。
― shop data ―
●原宿店
所在地: 東京都渋谷区神宮前4-29-4
東京メトロ千代田線 明治神宮前駅歩2分 地図
オープン: 1980年
営業時間: 8:30〜22:00
定休日: 無休(一応確認)
2008.2.4 Y.M
いつも、こちらのページよると
いろんなページに飛んでいって、面白くて興味深くて
長居してしまいます。
ウェンディーズは最近、メガをいただき
パテのおいしさを、久々確認しました。
サイドメニューのチリチーズフライも好きです!
、
コメントありがとうございます。
すいませんねぇ、文章の長いサイトで。最近は古い記事に写真を追加したりなどして少しずつ見やすくしていますが、それでもなかなか追い着かなくて。
このファストフード特集が終わったら、そろそろまた新しい店にも行かないといけませんし、本当にいろいろとやりたいことはあるのですが、しかし時間は有限なので、とにかくハンバーガーにとって「今やるべきこと」を意識しながらやってゆこうと、そんな風に思いながら進めております。まぁ蟻の這うがごとく、地道な作業ですが。
そんな次第でどうもありがとうございました。
またよろしくお願いいたします。
船橋のららぽにウェンディーズがあって、たまたまお店の前にあったメニューの写真を見たらバーガーにはさまってる肉が・・・
肉が・・・なんか気持ち悪くて(ごめんなさい)
一度も入ったことがありませんでした。
でも、このブログを読むようになって、ウェンディーズが紹介されていたので、行ってみたら・・・
良かったです(^^)おいしかったです。
食わず嫌いでした。まさしく。
コメントありがとうございます。
ウェンディーズの写真はわりと思い切りよく「ドーン」と載せてる感じなので、そういう意味では私にとっては撮影のお手本的存在ではあります。私が最も撮影の影響を受けたのは、やはりマクドナルドですね。その点では永遠の「師匠」のような存在です。
そうなんですよ。だから前からウェンディーズは「おいしい」って言ってたじゃないですか。「外来種」は今やマックとバーキンとウェンディーズしかおりませんので、ともどもに何卒ご愛顧のほどを――。
以上よろしくお願いいたします。