遅れ馳せながら、謹んで初春のお慶びを申し上げます。本年も宜しく御願いいたします。
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さて本日ご覧に入れます画像、いつ上げたものやら……と、ずっと考えていたものですが、年の始めの例(ためし)とて、終わりなき世のめでたさを、鯛の御頭(おかしら)写りたる、こんな写真も今ならば、松よりほかに立つ門(かど)もなし――てな次第で、ちょいと遊んでみませうか。
昨年7月31日、東京駒沢はAS CLASSICS DINER(エーエス・クラシックス・ダイナー)にて。今では池尻に小料理屋を構える、当時のASスタッフ関根君が、閉店後のカウンターを貸し切って開いた居酒屋関根の模様です。
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あのワインレッドのカウンターを挟み、水上(みなかみ)マスターとスタッフのモンちゃん、そしてなぜか私がお客さんになり、零時を回った頃より粛々と執り行われました。イマイチきれいな画像では無いのですが、お赦しを。ではゆきます――ASマニアックス。
まずはナスの浅漬けから。マスタードでなくねりがらしをしぼって。お通しで「うざく」も出て来ました。
写真手前に写るは、私もこのとき初めて見たASの割り箸……なんでこんなモンあんの?一体いつ、誰が、何の目的で使うというのか……??
しめ鯖は皮を炙って出してくれます。いやコレがお〜いしい!またビールが進むこと!進むこと!
なぜ赤身が無地の皿に盛られているのか。
鯛も皮を炙って。脂の乗った身にカリッと焦げた皮がまたおいしーんだ!いつの間に仕込んでいたか、煮付けた頭(かしら)がこのあと登場――が、トップの画像。
さつま揚げも作ってくれました。これもおいしかったなぁ。
ちなみにビールは飲み放題なんですが(と言っても、そんなに飲みませんよ)、ただし種類はハイネケンのみという……そこだけ「いつもと一緒」というのが、かえって違和感に拍車。雑誌のロケ撮影にも使われる人気ダイナーのカウンターで、いつものハイネケンをグビグビやりながら、ナゼまた刺身なんぞつまんでいるのか……
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独り板長・関根君は、この夜のために肴から刺身包丁から、全部自前で持ち込んで(彼はASと同時期に魚屋と料理屋でもバイトをしていた)、心よりのもてなしをしてくれたワケですが、もちろんふだんは、カウンター越しに「しめ鯖っ!」などと叫んでみても、残念ながら「こだま」すら返っては来ませんので、ご容赦を――。
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三宿のFUNGOと新宿のFUNGO DININGに2年、昨年はASを半年ほど手伝っていた関根君がはじめた小料理屋「仁(じん)」は、ハンバーガーストリート的には、まぁスピンオフ企画ではあるのですが、一方で彼は根っからのオールディーズ好きでもありまして、ダイナーの血もしっかり流れているのでありました。でも今では小料理屋の店主……毎朝築地へ買い付けに行っております。
2008年も多様な幕開けということで――
→# 136 AS CLASSICS DINER [駒沢大学]
― shop data ―
●小料理屋 仁
所在地: 東京都世田谷区池尻3-5-22
東急田園都市線 池尻大橋駅歩6分 地図
TEL: 03-6426-8178
オープン: 2007年10月10日
営業時間: 18:00〜25:00頃(24:00LO)
定休日: 日曜日・最終月曜日(要確認)
2008.1.10 Y.M
去年はお世話になりありがとうございました。
いつも更新、楽しみにしてますので、
がんばってくださいね!
もちろん私もがんばりまっす!
皿が合わないなぁwwwwwwww
コメントありがとうございます。
いつも更新楽しみにされているかと思うと、緊張いたしますが、今年は「今やるべきことは何か」を常に考えながら、取り組んでゆこうかと思っております。時間は有限ですからね。
そんな次第で
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。
「皿が合わない」件、私はだいぶこの画像見慣れましたけど、でも今ふと見ると、やっぱりヘンですよねぇ。
「なんでハンバーガーストリートが刺身の画像なんか載っけるんだ!」そんな指摘を受けそうですが、しかし皿と背景はアメリカンダイナーのものであるという不思議。各店「まかない」でも、さすがに刺身は出てこないでしょう。そんな辺りのギャップをつまみに……
では引き続き、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
バーガーもいいけど鯛の兜煮も美味そう。
確かにこのブログには違和感大有りですね(笑)
挨拶が遅れました。こちらも今年もよろしくです。
年に一度くらいはこのような「お遊び」も宜しいのではと思います、私の場合もそうですが中々、職人の手捌きが撮れる機会は少ないです、でも綺麗に撮れた時はなんだか嬉しいんですよね。
そんな次第で今年も宜しく子。
コメントありがとうございます。
でもやっぱりわれわれ日本人ですから、海産物のお出汁の効いた煮物や汁物は、欠かせないわけですよ。愛知県特産の八丁味噌やにごり醤油なんか美味しいですからネ。日本の味あってのダイナーの味と。その辺り、この「違和感」の中で再確認できた気がします。と言うかまぁ、ビールがおいしかったというだけのことなんですがネ。
そんな次第で
またよろしくお願いいたします。
コメントありがとうございます。そして諸々連絡遅れておりまして、すいません。
茨城県つくばのハンバーガーショップ「Hi-5 Burgers」のマスターが言っておられたことですが、料理人と客がカウンターを境に差し向かう「割烹文化」というのは、おそらく日本だけのことだそうで、そんな意味ではこのアメリカンダイナーのカウンターを借りて、日本の「割烹」を再現してみせたという、なんとも逆説めいた企画でした。
まぁでもこの後、小料理屋を始めた関根君にとっては、ちょっとしたテストの場になったのではないかと――そんなメリットも多少はありましょうかネ。
とは言え魚の旨さはそちら高知には敵いませんから、機を見てぜひ一度伺いたいものです。
そんな次第で
またよろしくお願いいたします。