ブラジル大使館にほど近いGORO'S☆DINER(ゴローズダイナー)。「ブラジルにも独特のローカルなハンバーガーがある」という情報を得てGORO's流に再現したのが新メニュー、その名もリオdeバーガー¥1,350(ポルトガル語名"X-Tudo")。
ブラジルのハンバーガーの「ローカルルール」は、およそ以下のようなものです。あるいはコレに当てはまらないモノもあるかも知れませんが、群馬県大泉町のブラジル食品・雑貨店「キタンジーニャ」の長谷川さんも考証に加わって「おおよそ」の共通項を導き出してみました。
・X-burger(チーズバーガー。"X"はチーズのこと)を基準に具材を追加、
トッピング数最大のバーガーをX-Tudo(シース・トゥッド。全部入り)という
・チーズはモッツァレラを使う
・玉子、ベーコンが入る
・タマネギは入れない
・マヨネーズは酸味を抑えたものを使う
基本的には「ベーコンエッグチーズ」の構成ですが、ブラジル独特の味として特徴的なのがピリ辛ソーセージカラブレーザの存在です。
カラブレーザ(calabresa)は、イタリア南部・カラブリア地方の伝統的ソーセージを、ブラジルに渡ったイタリア系移民が現地で作ったことからその名が付いたリングイッサ(linguica=ソーセージ)で、燻製もありますが、リオdeバーガーにはプリッとジューシーな食感が持ち味の「生」のカラブレーザをグリルしてトッピング。パティと打ち消し合うことなく、互いの旨味を巧みに引き出し合う牛と豚とのコラボレーション。来年2008年の日伯交流年に先駆けて、日伯米合作の趣きもありましょうか。
注意――かなりなボリュームがあります。肉+肉+肉ですから。あと、日本人の味覚にどこまで合うだろう……とは若干思うところなので、あるいは人によってはちょっと「締まりが無く」感じられるかも知れません。ではあと何をプラスすれば味がキリッと締まるのか――ココから先はどうぞみなさんで考えてみて下さい(ト、投げる)。
なお、ポルトガル語表記のメニューを現在作成中で、リオdeバーガーの御品書きはまだ店内どこにもありません。しばらくは「例のブラジルのアレ……」などと言ってご注文下さいとのことです。
― shop data ―
所在地: 東京都渋谷区神宮前3-41-2 岡本ビル1F
東京メトロ銀座線 外苑前駅歩5分 地図
TEL: 03-3403-9033
URL: http://gorosdiner.com/
* 営業時間 *
月〜土: 11:30〜22:00(21:30LO)
ランチ: 11:30〜16:00(月〜金のみ)
日・祝日: 12:00〜21:00(20:00LO)
定休日: 月曜日(要確認)
2007.5.8 Y.M
先日教えて下さってありがとうございます。
<GORO's DINER>。HP拝見し是非行きたいと
思ってます。
また伺ったらご報告しますね!!
コメントありがとうございます。
GORO's さんぜひぜひ!
パン好きの人にぜひ知ってもらいたいお店ですね。私もずい分パン好きなのですが、目から火花が出る思いをしたのはこちらで食べたバンズとサンドイッチ用のパンでしたね。
そんな次第でご報告を楽しみにしております!
先日2度目の挑戦で「ブラジルのアレ……」を
食べてきました。
カラブレーザの活かし方って色々あるんですね。
個人的には納得、満足の味でした。
また、GORO'Sでひょっこりお会いしましょう。
TBとコメントありがとうございます。
このカラブレーザを挟むレシピは、日本の中のブラジル――群馬県大泉町でもお目にかからなかったものですが、キタンジーニャ長谷川さんの調査の結果、本国では比較的ポピュラーであることがわかり、それでこの派手なバーガーが堂々登場した次第です。
コレを契機に「ブラジル好き」がハンバーガーに注目するようなことになったらよいなぁと思っています。
またよろしくお願いいたします。