2005年08月24日

# 085 SanteOle Cafe [沼袋]



 巣鴨へは二度も行ってしまった。そして結局明治サンテオレは発見出来なかった。なぜなら今年の6月20日に閉店していたので……えーっ!そりゃナイぜよ〜!なにしろ巣鴨にはかつて収容所が……ではなく、明治サンテオレ株式会社(2003年3月1日東京明治フーズ(株)と合併し存続会社は同社となる)があったくらいの、文字通り"拠点"なのである。本丸が撤退してどうする……



 やむを得まい。二度まで追い求めた店だ。こうなりゃ執念――あらためて店舗を検索し、都内に1店を発見。西武新宿線の「沼袋」なんて聞いたこともない駅を目指して移動することに。こんなコトでもなきゃ一生知ることすらなかったであろう駅である(←言い過ぎ?)。高田馬場から案外と近いことが判明、全く未知の路線だけにやや安堵。各停のみ停車する小さな駅に降り立つと、広場とは絶対に呼べない駅前の"ネコの額"は、折しも氷川神社のお祭りで大いに賑わっている。細いバス通りをやや歩くと目標らしき店を発見。ところが……看板には「SanteOle Cafe」とある。ひょっとすると……ココは最早明治サンテオレではないのである!阿茶〜っ!つまりは無駄足?いやいや、ともあれ中へ。

 外からは2、3席ほどしか見えなくて、ずいぶん細々やってる店だなぁ……などと思って入ったら店内にはL字型に奥があり、外人さんが独りコーヒーを飲んでいた。レジより手前のスペースは白色の蛍光灯で雰囲気も何もあったモンではないが、奥まったその一角は暖色系のライティング、一応落ち着くつくりにはなっている。全部で10席はあろうか。BGMはJ-POP――遮る会話もないため丸聴こえ、つい何時になく真剣に聴き込んでしまった。



 チーズバーガー\330。アイスティー\240はグラスで出て来て早速のポイント。バンズは当店オリジナル酒種天然酵母パン、表面半ツヤで飾りナシ、香りが良くて、モノはなかなか。中身はマスタード、厚手のレタ、レリ、これまた分厚く切ったトマ、オニスラ、チー、パティ、下バンズ。肉厚のレタスはボリュームたっぷりで、完熟ではないがそれなりにみずみずしいトマトの軽い酸味と相俟って、フレッシュな印象。これでもう一押し、味の強いソースなど姑息に加えればもっと人気は上がるんだろうが……。100%国産牛肉パティは可も不可も無いか。しかし\330は野菜の鮮度を思えば安い。この生真面目な作り方は、バス ストップ辺りに通ずるものがある。



 帰り際にちょっと話を聞くと、"上"が無くなってしまった為、コノ店は2年ほど前から半独立の状態にあるそうで、他の生き残りサンテオレには無いオリジナルメニューも出しているんだとか。つまり私が目指してきた明治サンテオレは此処には無く、しかし旧主の味と支援を半ば仰いだ形の独立店が在ると……う〜む、実に微妙である。この店構えとちょっとした心意気は既にチェーン店のそれではなく、街のハンバーガーショップのものである。一方で未だに昔の名前で出続けている……悩んだ末、当企画上は「亜種」として取り扱うことにした。とは言え"明治時代"の(←意味が違う!)やり方にとらわれること無く振り回されること無く、どうかもっと大胆に討って出て、更なるオリジナルの美味しさと楽しさを追い求めていって欲しいものである……なぁんて何だか思わず応援したくなるような、そんな店。



 かくして沼袋に明治サンテオレはなかった。ゆえに我がサンテオレ探しの執念の旅は続く……(つづく)


2005.8.24 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 21:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 亜種・貴種編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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