昔一度だけ入ったことあったかなぁ。そんときはピニャコラーダを頼んだっけ――。
中華街・玄武門の側。右手に中区役所、左手に横浜スタジアムを見る立地。店名が如く、70's&80'sミュージックの輝きを今日に燦然とフラッシュバックさせる店――時代の継承者たるステイタスないしは"貫禄"を帯びつつ……と、私の中では中学生時分からずっとそんな位置に置いて、しかも永らく傍目に見続けていた。但し実際、いつからある店なのか定かではない。
店内とにかく貴重なゴールドディスク、プラチナディスクの宝庫! ZEPからパープルからピンクフロイドの『狂気』からボズ・スキャッグス『シルク・ディグリーズ』からスプリングスティーンから、時代の生んだ名作・名盤の数々が壁や天井に所狭しと飾られている。しかもココのジュークボックスはホンモノ(写真後方のピンクに光ってるヤツ)! EPばかり160曲収録!
だがココのインテリア、ただのポップなアメリカンではない。みなと横浜ゆえか、はたまた「ハードロックカフェ」をイメージしてか、ウッディな店内の端々に舶来のアンティークな意匠を見ることが出来る。あるいはココにはかつてそんな趣の店が入っていたのだろうか……などと、ついアレコレ想像してしまう。面白いのは店奥の戸棚……ギターをかたどったステンドグラスが!
ハンバーガー¥1,260。ロボット刑事のベレー帽(放送未見)のような形のバンズは表面ザラつき。ピクルス3枚と分厚いトマトが外付け。中身――味の弱いチーズ(モッツアレラか)、パティはハンバーグ、その下に細〜くスライスしたオニオン少々、サニーレタス、バンズ(heel)。パティはハンバーグだったが、でもアッツアツ〜! 熱〜い肉汁がじゅわ〜っと滲み出す。ケチャップとマスタードをかけていただく。付け合せはフレンチフライ。
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BGM――いまどき&ナチュラルな女性ヴォーカルがしばらく流れ、次に「ガット・トゥー・ビー・リール」から始まるディスコメドレーへ。テレビモニターでは、最初J-POPのPVなど流していたのだが、"時間"になって横浜−阪神戦に。
最近は(って、いつからだか知らんが)、テレビモニターとスクリーンでスポーツ中継も流すらしく、サイトにはその予定まで載っているから、そればかりか「○月○日、○○の試合の日の座席予約」を受付けてまでいたりするもんだから、う〜ん……時勢というものは恐ろしい。店名を異にするグループ店が市内に他に3店、そのうちの少なくとも1店にバーガー情報を察知したが、行くべき店もまだまだ多い状況下なので、また一巡した頃にでも。