2005年06月28日

# 073 Sign daikanyama [代官山]



 代官山の駅ビルに入っているカフェ――と言って良いかどうか、ちょっと迷っていたのだが、住所に「代官山駅ビル1F」とあったので躊躇無く駅ビルと――。「すべては「待ち合わせ」時間を快適なものにするために」のコンセプトの下、コノ駅ではこんなイイ感じのカフェが待ち合わせ場所担当を受け持っているワケ。ホームは真下、時おりガッタン……ッンガッタンガッ……と、リズムの悪い東急東横線の通過音が鳴る。



 とにかく場所が良い。丸テーブルを5席ほど並べたテラスは遠目にもよく目立つ。何とはなしに店に目が行って、そのまま吸い寄せられるようにふら〜っと入ってくる客の様子が手に取るようによく分かる。店内はほぼ外光のみに頼った照明加減。天井と壁いっぱいにシミュレーションゲームでおなじみの「ヘックス」が描かれている。サファリがテーマか、「グルービジョンズ」という人気アート集団の手によるらしいと。DJブースがあり、その隣は壁一面洋雑誌のマガジンラックに。ホールは若い男性数名、無口でクールな接客に終始。BGM――高音過多のクラブ系がシャリシャリと大きく鳴っていて、否応ない感じ。モトはTransit general office Inc. という会社(有限)、ケータリングからホテル事業からデザイン系のお仕事から、そしてなんと!レコーディングスタジオ(規模の大小は定かでないが)まで構える。店は他に外苑前にも。



 ランチメニュー、クラシックビーフ アボカドバーガー\1,180。ブラス\200で、細〜くて飲みにく〜い黒いストローが刺さったグレープフルーツジュースを。付け合せは刻んだナッツとドレッシングのかかったサラダ、フレンチフライ。

 グラハム系バンズ。てっぺんから串一本。表面ケシの実の粒々がい〜っぱい。モロモロ系と言うか、もともとウェットな感じなので、中身の水分を含むと肉まんの皮みたいな食感になり、つまり水気にもそれなりに持ち堪え、かつそれなりな食感を呈すバンズ――コレは新食感かつ実用的。中身はフリルレタス、アボカド、マヨ、レッドオニオン、真紅のトマ、ケチャ、パティ。レッドオニオン&トマトは甘味があり、アボカドも脂の乗った良いお味……なんだけど、つるりと滑ってバーガーの軸線からイの一番にスピンアウトしてしまった。仕方ないのでまずはみ出たアボカドを中心につるっと食べ、次に残りの味を楽しむことに……止む無し。マヨ&ケチャでしっかり味も付いていたので、アボカド無き後も最後の一口まで物足りなさを感じるコトはなかった。パティはハンバーグ。お皿のデコレートから店内のデザインからBGMから、見た目重視なコンセプトが全般に貫かれているのはよくわかる。やっぱりアボカドバーガーはバーガーパックが不可欠だねぇ。



 その他メニューは48時間仕込みカレーを筆頭に所謂カフェ飯やスイーツが充実。但し隣のオーダー聞いてたら、品切れが多くってちょっと気になった。立地上なにしろお客さんは数来るだろうから、その辺の材料確保も大変だろう。去年'04年の4月オープン。


2005.6.28 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 20:53| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京編◆西部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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