有楽町マリオン真裏、飲食店の集まる界隈にて――。この飲食店街とマリオンを隔てる道路のことを有楽町中央通りと言うのね――ホントかね?ちょっと予定が狂ってしまい、どうしよう……とこの辺りをさ迷っているさ中、ふとコノ店のことを思い出し、入ってみたさ――所謂コーヒースタンド。「コーヒーと手作りハンバーガーの店」と大書してあるので以前よりマークしてはいたものの、何となく今まで入らなかったのは、そう……失礼ながらこの一帯にあまりキレイなイメージを持っていなかったから。オモテの写真でターゲットの存在をもう一度確かめ、ついに中に踏み入ったときにはまったくの無人だったので、「さすが都心、休日は空いてるなぁー」などと思っていたら、アレヨという間に壁に向いたカウンターのみ12席ほどの細長い店内は若い客層でいっぱいになった。女の子二人組もいる。キタナイ……という印象はないらしく。実際そういうコトで気になるほどのこともなく。店員は日本人男子と推定東南アジア系外国人女子の2人。イタリアンハンバーガー\320とブレンドコーヒー\200を頼むと、早速女性が調理に掛かった。
さてイタリアンハンバーガー、オモテの写真には「イタリアンバーガー」とあり、レジのメニューには↑と書いてあった……まぁイイヤ。バンズ、確か袋にリョーショクと書いてあったかなぁ〜……立派なバンズ。しかしモノの書によると「バンズというのはソレ単体で食べて美味しいモノであってはいけない――」とのことで、要はハンバーガーの味の決め手は飽くまで中身、間に挟むモノ次第――どんなに立派なバンズを使おうとも、やはり最後はソノ店の技量や工夫如何でその結果に大きな違いが出てくると――いうことらしい。裏には焦げ目。中身はトマト、ゆる〜いイタリアンソース、ちょっと焼き過ぎちゃったハンバーグ風パティ、レタス。でバンズ(heel)。
イタリアンソース(……と仮に呼んでおこう)、マダムkでもこんなソースだったんだけど、一瞬ウッ……とくるニオイは正直あまり好きではない……口に入れると気にならなくなっちゃうんだけどネ。パティの硬さが効いていて、バーガー全体としても硬くてややドライな印象。まぁでもコーヒーと一緒に食べてちょうどかな……。量の上での不足はなく、お腹に何か入れたい時には確実にその欲求を満たしてくれるであろうサイズ。他にテリヤキがあったかな?数種類しかないバーガーメニューの基本がなぜか「イタリアン」という辺りに、なにやらバックストーリーが隠されているようにも感じるんだけど、なにぶん今回、検索してもコノ店について触れたページに一切引っ掛からず、もちろんURLもなく手がかり皆無だったので、どーにもこーにも……。BGM――確かJ-POPだったような……。
2005.5.13 Y.M