2005年04月29日

# 055 The Hamburger Inn [六本木]



 やっと登場!ココも"マストバーガー"泉麻人氏のコラム(今はもうリンク切れ)にもあるが、日本のハンバーガー発祥を称する店のひとつ。創業1950年――佐世保バーガーの発祥よりも確かに1年早いが、仙台のほそやと同年である。50th Anniversary T-Shirts販売中。



 三丁目の角地に店を構えるホントに三角形のバーガーショップ。泉氏表現するところのカフェバー調の店内は、多年にわたりコノ六本木の街の空気を吸い続けてきた証か、ビミョーに汚れ・黄ばみ・くたびれている。コラム中の女性店主が登場すると、2台あるテレビモニターは夕方のニュースから巨人×中日戦に変わった。7時からはサッカーを見るつもりらしい。



 チーズバーガー\450。バンズの下はチーズ、パティ、レタス。泉氏が食べた東京一番ハンバーガー\370はバンズの間はパティのみ――もうココまでくると素材の旨さ一本、直球勝負!!と言う他、言い様が無い。素材が旨いか不味いか。「そのままではアツくて持てないハンバーグを、食べやすいようにパンにはさんで売り出した」――というバーガーのルーツと言うか動機に忠実なバーガー。半ツヤ消しくらいのバンズは、持つとモォ〜ふわっふわ!まるで皮のコートにでも触れているかのような驚嘆モノのやわらかさ!口を寄せるとくちびるをふわ〜っとやさしく包み込むような触感。肉厚のパティは噛むとピリーッと強い挽き肉の味覚。時間をかけてゆっくり火を通した故だろう、やがて何処からともなく脂がジワーッと滲み出してくる――おそろしく地味ぃ〜に美味しい。慣例に倣いケチャップ&マスタードなしで食べ、最後一口だけケチャップつけてみたら、それはそれで美味しかった――イヤ、ソレって実は珍しいことなのヨ。チーズは普通のスライスチーズ。付け合せはポテトチップス。



 ギラつく外の光景と比べればまったく派手さのない、地味な、ジミィ〜なオールドファッション・バーガー。例えるならソレは2番ショート。もしコノ店のバーガーが日本伝来・発祥当時の原形を今なお留めているのだとすれば……私にとっては決して居心地の良い街&店ではないのだけれど、その難を退けてでも立ち戻りたい原点かな――行き過ぎたバーガーネジを巻き戻すために。



※'05年10月25日、1950年から実に55年におよぶその輝かしい歴史に、を下ろされました。本当に残念……(2005.11.29)


2005.4.29 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 12:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 帝都編◆都東 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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