名古屋……と言うか愛知県を中心に東海圏に展開する郊外型喫茶店チェーン。あちらでは「ちょっといいコーヒー出す店」という位置付けらしい。その名古屋の喫茶店が関東進出を果たしたのは2年前、私の現最寄り駅・田園都市線つきみ野に関東2号店がある←なぜかある←きっと名古屋式ロジックに基づいた結果に違いない←お店は繁盛!
郊外型の立地を活かしたログハウス風店舗は、広い店内&高い天井。これだけ面積があれば分煙もバッチリ! 座り心地の良い赤いシートは名古屋喫茶店文化の"象徴"のよう。
以前「推賞」で取り上げようとも考えていたほどの、名古屋的クセのある迷店。食事メニューが凄まじい――エビフライ¥860、ヒレカツ¥810、ジャーマン¥660……そしてうわさの"決して独りでは頼んでいけない"巨大デザートシロノワール(クロワッサンパンケーキ+ソフトクリーム)¥560。いずれもハンパなきボリュームと心得よ。もちろん小倉トーストも……以前はあったが今は?
モーニングタイムは全てのドリンクにイヤでもバタートースト+ゆで卵が付いてくる。ハンバーガー¥360。ハンバーガーと並列にコロッケバンズ、エッグバンズ(ともに¥360)があるが、コノ店ではちゃんと「ハンバーガー」と「バンズ」の言葉の使い分けができていて、その点で個人的評価が高い。
サラダボールの中いっぱいいっぱいにハンバーガーが入って来る。二つに切ってある。中は合挽き確率100%パティ、レタス、飾り程度に薄〜くスライスしたオニオン。それから目玉焼きにマヨネーズ、マスタード少々。そして……ソース! そう、それは名古屋ゆえ……。ソースにまみれたレタスをパリパリさせながらいただく。
目玉焼きが美味しい。半熟を過ぎて固まりかけのゼリー状の黄身がドロッと停滞している。もともとこういう状態で搬送・貯蔵されている食材なのか、あるいは各店で調理しているものなのか分らないが、黄身のコノ粘り具合は好感。
このバーガーの難は、パティの直径とバンズの直径が著しく合っていないところ。パティのサイズからすれば、このバンズではぶっかぶかなのだ。ところが不思議とバンズにムダな量の多さを感じることはない。それもこれもソースの力! きっとソースかければ何でも食べられるくらい思ってるに違いないナ>名古屋人!
ホットドック系に近い、オーソドックスなバンズ。あんぱん・クリームパンのような表面を思ってくれたらよい。口の中でモサ付くことなく、軽過ぎず、バーガー全体の引締め役を果たしている。
お供にはコーヒーがさほど好きでないYo氏にも飲みやすいと好評の蜂蜜入アイスコーヒー¥480。はじめから蜂蜜味が付いてる――なのでミルクなし。あーそう、コノ店でアイスコーヒー頼むとガムシロップを入れて出して良いかどうか聞かれる。あーあと、コーヒーにはイヤでも豆菓子が付いてくる。
BGM――きっと店員が選んでいるであろうジャズ・フュージョン系などを中心とした、CD。私の好きなアルバムも時おりかかるのだが、「作戦」に記したとおり、どんなに良い曲でも時を選ばないと単なる独り善がりか押し付けになってしまうという点を彼はまるで解っていない。選曲センスゼロ。愛・地球博のついでにでも本場名古屋テイストでどーぞ!
→ # コメダ珈琲店 のドミグラスバーガー
# コメダ珈琲店 のコロッケバンズ
# コメダ珈琲店 のエッグバンズ
# コメダ珈琲店 のハンバーガー(再々食)
# コメダ珈琲店 のフィッシュフライバーガー
# コメダ珈琲店 のハンバーガー(再食)