サラダバーで有名な店。1958年米カリフォルニアに誕生。日本1号店は'91年西新宿――アレぇ? もっと前からあると思ってた。91年というとちょうどバブルな頃ですな、フム……。国内ではロイヤルの経営下。例によって入ったの今回が初。
シズラー バーガー¥2,030――今まで当企画に登場した中では最高額。ただしサラダバー付。"サラダバー"と言ってもスープ・サラダ・デザート・ビバレッジバー……がその内容なので、要はハンバーガーをメインディッシュに据えたディナーセットみたいなモン(いや、主客転倒してる気もするんですけど……)。それら込みで¥2,030−。
評判どおりのサラダバー、ご丁寧にすべての野菜に名札付き。プルーン、チコリー、アーティチョークに私の好きなホワイトアスパラまである。ドレッシングはマヨネーズなども加えると7種類余りもあり、目移り……しかしここで限りある胃袋の空き容量を使い切ってしまうわけにはゆかない。目的は飽くまでバーガー、食前のサラダは一皿に抑え、バーガーの登場に備える……。
やがて黒い旗の立ったバーガー来着。付け合せにポテトとピクルス。白いバンズは当企画"初"の表現"ウェット"――表面ソフトで、持つとクチャ〜とつぶれ、手を離すと時間をかけてゆ〜っくりと元に戻る。しかし裏は黒く焦げるくらいにまでキッチリと焼いてあり、かぶりつくとまずコノ焼き目のトーストのような食感が口中の感覚を支配する。コイツはアイデアものだ! バンズがどんなに水気や肉汁を吸ってグダグダにつぶれようとも、裏の"バリッ"だけは最後まで健在で、バンズは決してヘナヘナとしおれ切ってしまうことがない。
中はベーコン、チーズ、オリジナルフライオニオン、その下にパティ。パティは舶来系としては十分柔らかく食べやすい。が、"肉汁た〜っぷり"と言うよりは"脂っぽく"、"旨味"と言うにはやや足りない。いや、アノ脂はベーコンが出してたモノかなぁ……でもじゅうぶん×2! パティの下にちょっとヘタに近い方のトマト、そしてコノ店で呼ぶところの"シュレッドレタス"――コイツはポロポロこぼれるんで好かない。ベーコンとチーズは存在薄。でもベーコンは自己主張過多に陥っていないので逆に良い。
印象に残ったのはとにかくバンズの"裏"。この食感だけで最後までゆけてしまう。これまで舶来編に登場したお店の中では一番美味しいかな? 「フレッシュネスカフェ」を思い起こさせるサウザン風ソースが付いてきたので、店員が焼き加減を聞きに来たついでにどう使うか尋ねたところ、パティにかけるとのこと。味がにぎやかになって良いかな? 酢もきつくない。卓上に用意されたケチャップはHEINZ だったがマスタードはS&Bだった。BGMはアメリカンな洋楽が小さく……。
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人参スティック美味しかったなぁ〜。ロイヤル自慢のパンもある。バターライスもある。スープも3種類ある。もちろんフルーツもアイスクリームもある……まだまだゆくゾ!! ……嗚呼! だんだん遠のくバーガーの記憶……やはりココはサラダバーの店。
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2005.1.28 Y.M