2005年01月15日

# 030 サマーフィールド半蔵門店 [半蔵門]



 一見何の変哲もない、ただの間狭(ませま)なカフェという感じだが、そこは半蔵門、そこはかとなく漂うセンスの良さ。物理的・空間的には間違いなく狭いんだけど、しかし狭苦しさを感じさせないのが不思議。入口から奥まで真っ直ぐに動線が延び、右側がキッチン、左がフロア。フロアは手前半分が2人席の並ぶカフェスタイル、奥が食事用の4人がけ。入るとすぐ右手にパンの棚――会社概要には欲張りにも「ベーカリー・ダイニング・カフェ」と3つも併記してある。たまにウィィーン...という音が鳴るのは、真上の階でドリルでも使ってるからだろう……などと適当なこと思ってたら、MIWE社製のaeromatというオーブンの扉を開けたときの音だということが判明した。パンやピッツァはコイツで焼いてるワケですな。経営は所謂IT系企業。事業内容≪1≫コンピュータおよびインターネットワーク関連業務≪2≫翻訳およびユーザー・マニュアルの日本語化業務≪3≫飲食業務≪4≫美容サロン



 自家製ビーフパテとベーコンチーズのハンバーガーサンドイッチ\1,260。う〜む、出て来た料理がすべてでしょう。この盛り付け……今までの店とは違う予感。薄〜く上品にスライスしたオニオンにかかるローズマリー、コイツがポイント。香ばしい香りは同時にスパイシーなアクセントにも。バンズは丁寧にトーストしてあり、内側にバター。表面はベーグルのように硬くしっかりして、かじるとハリサクッと砕けて美味しい。ただバンズ的な弾力はなく、そうした意味から「ハンバーガーサンドイッチ」と断っているのかも知れない。中身は上から順番に前出のオニオン、その下でピクルスがまた甘〜いイイ味を出す(私の好み)。トマトはサウザンドレッシングの効果で甘さが引き立ち、野菜陣強力!トマトとチーズの間にベーコン。これがまた塩加減絶妙!で、美味しくとろけたチーズ。パティは気持ちよ〜くフワ〜ッと柔らかく、単体で食べても丸い……と思いきや、案外しっかりした塩味がついていた。これがハンバーガーとしてトータルで食べるとバンズやオニオンやチーズの力でまる〜くマイルドォ〜になるワケ。なるほど!これぞハンバーガーという食べ物の機能。その下にグリーンリーフ。ホテルのラウンジに出て来てもおかしくない上品さと、店のコンセプトにも通じる明るい開放感を持ったバーガー。見た目にも美しい。



 しかし付け加えねばならぬのは、3度行ったうち最初2回頼んだときにはベーコンが入ってなかったことである。アレ?確かメニューには……と思いつつ、入れなくなったのかな……などと適当に納得して食べていたのだが、今回行ったらなんと!普通に入っているではないか!?画像も正しいものに差し替えるべきかな?BGM――エンヤとか、昨年12月に行った折は時節柄、アリア風女性ヴォーカルがかかっていてクリスマスムードだった。飲み物が安いのが良い。スタバ的料金体系になっていて、カフェラテのグランデサイズは\400。ブレンドのトール\260。



 さて今回入口脇のカフェ席でVAIO広げてたら、6人連れが入ってきた。ココは店の狭さの割りに案外団体さんが多い。よほどファンが多いか、ないしは周りにあまり店がないからか――しばし奥で検討していたが結果、店員が私のところまで席を替わって欲しいと頼みにきた。もう帰ろうかと思っていた頃ではあったが、しかし大荷物だったので退散するには気まずい時間がかかり過ぎると考え、移動することに同意したところ、引越し後コーヒーをサービスしてくれた。やはり狭いは狭いので、席のやりくりには日々苦労しているようだ。


2005.1.15 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 東京編◆西部 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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