JR有楽町駅京橋口を国際フォーラムの側に出て真横、まさにガード下。変則的かつ非高度活用的なガード下の空間をそれなりに利用したこのお店……そうか!ペーパームーンって広尾にあるシフォンケーキで有名な老舗カフェか!――が、こんなバッチイところに支店を出してる。なので立地から想像される期待度に比して、得られる質はエラク高い。なんとなく店構えが出来合いのコギレイさではなく感じられたので、前から気になっていた。そしてハンバーガーが置いてあると知り、ますます入ってみたくなったのだが、なんとなくヒゲのマスターが怖くて、撮影なんか出来なさそうだな……とためらってた――そんな店。店の最奥の穴蔵のような席を占める。
ハンバーガー\525。まずは見てのとおり、バンズの直径と中身のパティやトマトの直径が合っておらず、やや不安定に思える。バンズは温かくない(がそれ自身悪いことではない)。今まで登場した中なら……ウルフギャングパックみたいなクリームパン系。いやバターロールと言うが適当かな。表面がかなり突っ張った感じで、これがまた最後まで口に残る。ここまでくると突っ張り過ぎ。裏側に薄味のマヨ。分厚〜いトマト、こいつがまたよく冷えてる!もしこれが調理上の過失や手抜きでないのだとしたら、こいつは新食感だ!こんな言葉が頭に浮かんだ……アイスバーガー。居酒屋に冷しトマトというメニューがあるくらいなので、トマトを冷すという行為もひとつの調理法と見なすことが出来るかも知れない。よく冷えたトマトと熱〜いパティとのコンビネーションなんてどうだろう?オニオンは大きめにみじん切り。コロっとしたパティ。大きいレタス。そしてパティには真っ赤なケチャップ。パティの肉は気持〜ち粗いものの(とは言え世の平均硬度は余裕でクリアしている)、大きく刻まれたオニオンと相性が良く、なかなか良い味を出す。ただこれで525円というのはちょとね……。カフェオレのLとで924円也。もちろんそのカフェオレも美味しかったのだけれど。
え〜と、あと報告すべきは……BGM?季節柄、当然のようにクリスマスソングでした、ハイ。でもこの立地・この雰囲気、案外気に入ったかも。
2004.12.25 Y.M