三茶シリーズvol.2。東急田園都市線三軒茶屋駅から茶沢通りを代沢十字路方面へ7、8分。「ERIC'S」よりは歩かない感じかな? しかしERIC'S以上に住宅街の只中に入り込む。店前の道路はクルマがすれ違える広さなので、なんでココに? 感は少ない。なにせホームページが見事でして、それ故もっと大きな店を想像して行ったのだが、思いのほかこじんまりと間口狭く、ウナギの寝床。
フレッシュネス的店内。(材は細いものの)梁による見事な空間構成。ペールグリーン(←多分……)に塗られた壁。陽気なブギウギやブルースがゴキゲンに流れる。店員は全員スタッフTシャツを着、首に赤いバンダナ、頭に黒いベレー。玄関マットも店のロゴをあしらったもので……金かかってるなぁ。卓上――マスタードはFrench's だが、ケチャップは透明な小瓶に小分けにされ、置いてある。
チーズバーガー¥997、チェダーで(Cheddar or Swiss)。付け合せのフレンチフライ、コールスローは付け合わせの名にふさわしい少量適量。この店ではオープンフェイススタイルと呼ぶ、例の上下に別れた状態で登場。中身はレタス、オニオンスライス、トマト、チーズ、ピクルス……と言うより"きゅうりの漬物"って形状のピクルス。そしてパティ。ぱたりと上下重ねると、まぁバンズのツヤツヤ感がまた見事! 最近こういうツヤツヤ系が好みになってきた。レタスの上にはタマゴサンドで使う、ゆで卵を砕いてフィリング状にしたもの(コレ調べたけど、どうも決まった呼名がないようなのネ)が少量。
さてこのパティだが「既製の挽肉を使用せず牛肉の各部位をブロックの状態から切り分け、 手作業によりミンチにし、炭火で焼き上げ……」例えれば居酒屋メニューに牛すじ煮というのがあるけど、あんな食感の肉を束ねて固めた感じかな? コレは美味しいゾ! ひき肉でないので特有のクサミがなく、代わりに"肉"の旨味たっぷりの肉汁溢れるジューシーなパティだ。しかもそれほどしつこくない。肉汁をよく吸ったバンズとの密着感もまた格別! 通常無い食感ということで一食に値する。
野菜陣も魅力的だ。立体的なアクセントをもたらすレタス&オニオンのこのシャキ感! タマラン! ピクルスは肉と野菜の間に潜んで、時折美味しい顔を覗かせる。パティから零れる肉汁はあなたの脂ギラギラなこってり心を満たしてくれるだろうし、新鮮野菜の歯ごたえはヘルシー派をも納得させるだろう。主張の強いもの同士が同居しながら見事にバランスのとれたバーガーだ。帰宅後サイトを見返して知ったんだが、あのケチャップ、2日かけてじっくり作った自家製ケチャップだったのだ。しまった……いつもの習慣でついかけずに食べてしまった……!
§ §
帰り際にちらっとキッチンを見たら、鉄板のヨコに網が……あいつで焼いてるのかぁ、あのリーゼント頭のチーフが。
→ # ベストバーガーショップ'07
# Baker Bounce のベーコンチーズバーガー extra ガーリックサルサ
# Baker Bounce のRED EYE BULLによるプレーンバーガー
# Baker Bounce [三軒茶屋] のベーコンチーズバーガー
― shop data ―
●三軒茶屋本店
所在地: 東京都世田谷区太子堂5-13-5
東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅歩8分 地図
TEL: 03-5481-8670
URL: http://bakerbounce.com/
オープン: 2002年8月5日
* 営業時間 *
ランチ: 11:30〜14:30LO
ディナー: 17:30〜22:30LO
土曜日: 11:00〜22:30LO
日祝日: 11:00〜21:30LO
定休日: 火曜日(要確認)
●東京ミッドタウン店
所在地: 東京都港区赤坂9-7-4 D-B113
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5647-8311
オープン: 2007年3月30日
営業時間: 11:00〜22:30LO
定休日: 無休(※元日を除く。要確認)
自家製ケチャップは本当に美味しいです!!
売って欲しいくらいデス。
コールスローやポテトも少量(!)だけど、
これもオイシイですね。
時々、揚げすぎて焦げ気味だけど・・・あはは。
実はもう一度行こうかな…といつも思ってます、Baker Bounce。もう一度行くと、さらに評価が上がるような気がしています。いつ行ってもいつでも美味しいお店っていいですよね。
店先に灰皿があったし、店内入っても「禁煙席希望ですか?」とも聞かれなかったのでてっきり店内禁煙だと思ってたら、店内全面喫煙可だったらしくて、隣に後から座ったカップルにモクモクやられた。
せっかく連れとごゆっくり召し上がってたのに、ソフトドリンク残してそそくさと退散せざるを得なかった。
味・量ともに満足してただけに残念!
最近では分煙くらいはどの店でも導入してるんだけどねー。
安くない代金支払って食事しているわけですから、よ〜く味わって食べたいところを、隣でプカプカ始められた日には堪ったもんじゃありませんよね。タバコのニオイに消されて味なんか分かったもんじゃない。で、ソノお隣さんはしっかり味わって食べてたりして……極めて不公平ですよね。
ルールで縛る以前にまず気遣いの問題だと思います。
食べている横でタバコを吸われたら、食事の味はどうなるか
前を歩く人がタバコを吸ったら、後ろを歩く自分はどんな空気を吸うことになるか
場所により禁煙/喫煙決めるのは簡単ですけど、その前に、そうした判断や気の遣い方・配り方ができるようになることが、お互いうまくやってゆくために必要なことだと思います。
こうしたアメリカンなダイナーはお酒を置く店がほとんどですから、「タバコ無し」は現実的に難しいものがあります。もし一緒に飲んでいる相手が、タバコを遠慮するがゆえイマイチ楽しめていないとしたなら、それは自分にとっても楽しくないことですよね。私も相当な嫌煙家ですけれど、ときに「許す」こともマナーのうちかなと、最近そう考えるようになりました。