2004年11月25日

# 021 WOLFGANG PUCK EXPRESS



 アカデミー賞公式シェフがプロデュースするレストランが目下、東京を席捲中。

「WOLFGANG PUCK BAR & GRILL」「CAFE」「CAFE Jr.」そして今回訪ねた「EXPRESS」と、ビミョーにコンセプトとターゲットを変えながら、都内主要スポットほぼすべてに旗を立てる勢いだ。カルフォルニア・キュイジーヌの創始者ウルフギャング・パック氏プロデュース、本格的カルフォルニア・レストラン「ウルフギャング・パック・カフェ」の料理を今話題のファスト・カジュアルスタイルでお届け――するのがウルフギャング・パック・エクスプレス。要は忙しい人向き。さて"鳴り物入り"大物シェフのバーガーなので、どうせなら味のより確か(そう)な店へ足を運びたいところだが、値段に負けた……だって「CAFE」で食べると\1,800、10月オープンの「EXPRESS」原宿店は11月末まで半額クーポン実施中――980円バーガーが半額の490円なんだモン!



 で原宿――これまで訪ねた舶来系各店を思えば、ダイニングとしてやっと時制が一致した感じ?の店内。これがファスト・カジュアル形態というなら、シチュエーションだけ考えたら十分お釣りのくるナイスなムードだ。ここもメニューのトップにバーガーが来る(アンミラ以来)。"カルフォルニア"らしく、軽〜いアメリカンHRが高らかに鳴り渡る……と思ったらすぐダンス系に切り替わった。店員同士の意思疎通は"Yes"



 さてお待ちかねウルフギャングパックのオリジナルパックバーガー(←長いヨ。英名:Puck Burger)。通常\980のところ期間限定クーポンで\490(よって今回チーズなし)。さぁどんなキングサイズのバーガーが現われるかと思いきや……意外!運ばれて来たのは平たいバンズのヨコに野菜の添えられた殺風景な白いプレート。野菜を挟んでお食べ下さいと言われ、さらにココでも別に包み紙を渡される。外付け(?)の野菜はオニオンスライス少々、トマト、そしてキレイに半分に畳まれたロメインレタス――以上。恐る恐るバンズをめくってみると、中には本気でパティ以外なーんも無し。バンズの裏にマヨネーズ、以上。こんな場合、ケチャ&マスタードが卓上に並べられるものだが、それもない。言えば持って来るのか……?

 のぺっとした外見のバンズは中身はフワッと食感。下のバンズ(heel)なんざホットケーキのようなきめ細かな表面である。柔らかく、かつ高密度なパン――昔ながらの町のパン屋で売ってるクリームパンの生地が近い……しかもそういう甘さである。不必要に強い甘さの主張。パティはわらじ系――薄く平たい。中は薄ーいピンク色(excellent!)。パティ自身、強烈な味付けはされておらず、マヨもどこぞのキッツーイ味ではない。味のするかしないかのギリギリの中でギリギリの味をパティが放っている。バンズの甘味がリードする、ほのかな味覚の中にすべてが収まっている。意外だ……これがアメリカンか……これがカルフォルニア・キュイジーヌなのか……(なーんも知らんクセに>自分)。



 もちろん肉も野菜も素材として抜群で、その点申し分無いのだが、さりとて精進料理みたいにストイックで繊細なバーガー食べさせられてもなぁ……。これで良いのか?と思い続けながら食べた。付け合せナシなのは、実はハナから味の濃いサイドディッシュを前提とした味付けなのかも知れない――とか。「冷凍食品などを極力避け、店頭でスクラッチから調理、また低脂肪など健康面を考慮したメニューが特徴……」なる記事もあったが、やはりハンバーガーはメリハリの効いた、味の輪郭のはっきりした食べ物であって欲しい――と、ほんのりしたパティの味を舌先で味わいつつ、思いを新たにしたのだった。

 しっかしウルフギャングとはなんとお下品な呼び様!モーツァルトはウォルフガングなんですけど。


2004.11.25 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 16:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 舶来編 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック