日本のバーガー発祥の地・佐世保の味が東京の中野で味わえると聞き……ってなんだかテレ東の旅番組の導入みたいなのでやめる。ザッツバーガーカフェ、さすがに中野、そして中央線沿線の店だけあって、インテリア・店構えとも余念が無い。メニューボードをはじめとした手づくりテイストとポップな小物たちが満載の"ちょっと気になる"街のハンバーガー屋さんである。小物も満載だが、佐世保バーガーの由来はじめ、この店について紹介したあらゆる新聞記事・雑誌の切抜き、さらには佐世保のハンバーガーマップに至るまで、店の中にも外にも文字情報が満載で、毎度こうして食べに行っては公開する内容が正しいかどうかチマチマ調べている身としては、その手間が省けて大助かりなのである。ヤー今回は楽だワ。調査不要!
明るいガラス窓に向いたカウンター席も良さそうだったのだが、店内は倉木麻衣がガンガンに鳴っていたこともあり、外壁にへばり付くようにしてどうにか並べられた外席に座ることに。佐世保バーガー¥682。待つこと10分強、Mバーガー式にバスケットに入って登場。食べる前に「ちょっと潰してからお召し上がり下さい」とアドバイスいただく。上の画像はちょっと潰した感じ……なのだがこのバーガー、正真正銘の出来立てのアッツアツで、しばらく熱過ぎて持てない。撮影に4〜5分かけてもなお冷めず、むしろそれでちょうど適温というくらい、マジで熱い。
バンズはテッペンが平たく、今まで登場した中で言うとFバーガーに近い感じか。内側に窪みアリ、具の落ち着きに貢献している。それにしても具材のはみ出しっぷりが見事! やや斜に構えたトマト、そしてレタス――何重にも重なったレタスには、甘いマヨネーズソースがかかる……ココでようやく気付いた。このソースこそがトマトを甘く感じさせている原因なのである(これまで"トマトが甘い"と書いていた箇所は、おそらくそういうことなのだと思う)。オニオンはスライス。野菜だけで味わっても十分イケル美味しさとボリューム……というワケでアップにしてみたヨ↓どうかね、諸君?
さらに分厚〜いベーコン――5mm厚の鹿児島産黒豚ベーコン、コイツは美味しいゾ! ちっとも辛くない。ハンバーガーに挟むのが惜しいくらいの逸品である。さらに栄養満点の赤玉エッグ……とは目玉焼きのコト(らしい)――なにしろ佐世保と言えばベーコンエッグ……らしいのである。トロ〜リとろけたチーズは黄色――そう、チェダー! (学習効果)。そして主役のパティは佐世保直送の国産100%、柔らかく、クセのない美味しさ。テリヤキ風な甘目ソースが絡まる……そう、ココの店はケチャップではなくソース。ベーコンの"塩味"やパティ表面のカリッとした"コゲ"――といったような味覚的"アクセント"は、このバーガーには一切ナイ。その代わり、至極自然な素材の調和が、このバーガーにさっぱりさわやかな味わいをもたらしているのである。これなら何個でもイケソ。なのでコッテリ好きには喜ばれないかも。
¥682はちょっと……という気はしなくもないのだが、他店も軒並みそれくらいの値段で出して来ているし、基本のハンバーガーは確か¥350だったし、まぁ良いのかなとも。全メニュー、ジャンボサイズがある。ちなみに2号店が問題の中野光座にある……ナンデダッ?
2004.8.17 Y.M
本日訪問してまいりました。
混雑しており一人だったので入りづらく、
1度買い物して再訪問しました(それでも混んでましたが)
ほんとベーコンエッグバーガーという感ですね。
美味しくいただけました。
TBお願いします。
コメントありがとうございます&行かれましたか。
そうそう番組企画段階で「ベーコンチーズにするか」「ベーコンエッグにするか」検討していた時期があったそうです。いずれにせよ焼くモノが多く、手間も相応にかかりますが。
ベーコンとタマゴの相性は非常に良いので、「ベーコンチーズ」よりも「ベーコンエッグチーズ」にした方が、さらに味わいが増す場合もありますよね。
さらなる自転車遠征&バーガーを。
またよろしくお願いいたします。