お台場アクアシティの一角"MUSEUM & MUSEUM"――ココはCAPTAIN SANTAのブランドミュージアム。ちょっとしたモール風……フラットに言やぁ横丁? (って"フラット"ってナニ?)風になっていて、目抜き通り"OCEAN GLOBE ST."の突き当たりにあるのがこのロングボードカフェ。WEBで調べたところ、同名の店が業平(東武/京成/都営/東京メトロ押上駅)にあり、写真から判断するにどう見ても両者は同一の店である。
業平は骨の髄までハワイアンテイストらしいが、お台場は西海岸をイメージ。店名のすぐ下に書かれたサブタイトルは"CALIFORNIA DRIVE IN"――カリフォルニアの青い空&目映い太陽の下、海岸沿いにオープンカー飛ばして、ちょっとのどが渇いたから、よ〜く冷えたバドで一杯……ってソレはアカン。ただ内装など基本的な造りはどちらも同じようなので、流れる曲次第ではどっちがハワイでどっちがカリフォルニアだかよく分らないと思う。
どちらが先でどちらが後に出来たのかもよく判らない(多分、業平が先と推測される)。また業平がお台場と同じ会社の経営であるということも、どこかにはっきり書かれていることではなく飽くまで参照した個人サイトが載せていた非公式な情報であるに過ぎない――と、何かと謎の多い店ではある。なおCAPTAIN SANTAの生みの親であるジョイマークデザイン社は本社江東区亀戸。キャラクターのイメージに反し、チャッキチャキの江戸っ子。
"今週のオススメ"ということでアメリカンチーズバーガー¥650のドリンクセット¥800を。
上から説明すると、まずバンズの上にピクルスが串刺しに刺さっている。これは初パターン。甘〜いピクルス。次、バンズ――表面パリッと身はふんわり柔らか(どこぞの店の宣伝文句にあったっけ)で私のストライクゾーンど真ん中。「ビーフパティとの相性だけを考えたボントンキムラヤ特製のオリジナル……」と説明書きにあるのだけれど、またこの"ボントンキムラヤ特製"が何のコトだか、さっぱり分らない。
中身は……まずチーズ、次にパティ――みじん切り玉ネギ入り。扁平なパティ――というよりハンバーグに近いか。その下にトマト――このトマトが実に甘い。良いトマト使ってるのか、何かとの相性でそう感じるのか、とにかくこのバーガー全体から受ける印象は"甘い"(=私ノ好ミ)。さらにトマトの下にレタス……なのだが、顔を近付けるとほんのりヨモギのような香りが漂う。ご覧の通り色も普通のレタスよりずいぶん青々としている――調べたところグリーンリーフ(フリルレタス)かプリーツレタスのどちらかのようだ。ちなみにレタスはキク科(←薀蓄)。
締めは再びバンズ。内側に粒マスタード&マヨネーズが塗られている(上下とも)。ケチャップとマスタードは無し。お好みで使って……という感じでパックが付いてくる。ところがコレがケチャップ&マスタードの助けを借りずとも十分いいお味なのだ。後半やや単調に感じられたので、ココぞとばかりハインツのケチャップをかけてみるが、やっぱりかけない方が美味しかったりする。で、こんなナイスなバーガーがCAPTAIN SANTAオリジナルの包み紙に包(くる)まって出て来るワケだからして、まぁファンはたまらんでしょうな!
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付け合せはポテトチップス。元気なダンスナンバーが賑やかに響く広い店内で、カリフォルニア……と言うか、あちらのTVドラマにいかにも出てきそうな"溜まり場"な雰囲気に浸りつつ。なお根本的に"業平=ハワイアン"なので、アボカドバーガー¥660もメニューに載っている。なにぶん"K"が"アレ"だったので、大きな期待を胸にぜひチャレンジしてみたい。
2004.8.11 Y.M