2005年05月30日

# 066 MOS BURGER CLASSIC [牛込神楽坂]




 旧名を「MOS's-C」という。

モスズ・シー】……モスフードサービスの新規事業。「古き良き時代のアメリカにはじまり、現代にいたるまで世界中の人々に愛され続けているハンバーガー。その原点であるアメリカン・クラシック・スタイルを追求したハンバーガー・レストランです」。

 店の名前が「MOS's-C神楽坂店」なので、最寄り駅は"神楽坂"とするけれど、今なら都営大江戸線牛込神楽坂駅がどこよりも近い。 ←諦めて"牛込神楽坂駅"としました(2009.10.18)。

 ちょっと年季のいった……って言うか、オープンして5年目くらいのステーキ屋、あるいは牛角みたいな風情の店(実際、今年で6年目なのだが)。メニューもインクジェット出力で、冴えないステーキ屋みたい。木製のブラインド、アルミの窓。ベージュと言うか、カーキ色と明るい茶色を基調にした店内。奥の壁には無音声で映画を映し出すプラズマテレビ。オープンキッチンの奥の暗がりには巨大なオーブンがオレンジの光を放っているのが見える。

 まず着席、その後店員が注文を取りに来、会計はレジで支払うスタイル。なので各テーブルにメニューが置いてある。なので普段より長〜くメニューを覗き込む……バーガーメニューはクレソンバーガー、タルタルバーガーなど15品、スモークチキンを入れると17品。さらに和牛のパティを使ったメニューがある。「アメリカン・クラシックSTYLEと和牛のコラボレート。徹底的においしさを追求した、こだわりの味とボリュームをぜひお楽しみください」、中から……和牛チーズバーガー¥1,080を。しかも現在和牛フェアとのことで¥200 OFF! ミニポテトとミニピクルスが付け合せ。

 ココのバーガーがまた変わっている。串が2本刺さって出て来る――フォークとナイフで2つに切り、バーガーパックに入れて食べるのだ。仰せのままに2つに……切るとき、レタスのシャク! という音が心地好い。でも2つに切っちゃうとかぶりつく醍醐味には欠けるね……う〜ん、やや不完全燃焼。

 自慢のソフトフランスタイプのバンズは上品な光沢のフカ系。表面何も飾るものナシ。濃い香りがするが、しかし重過ぎず、モサつかず、なかなかバランスが良い。以下マスタード、チーズた〜っぷり、パティ、レリッシュ、オニオン、トマトは小さ目のがヨコに×2、レタス、マヨネーズ、バンズ(heel)。和牛パティは匠味の優等生なソレとは違い、ちょっと荒れた感じでゴロッと美味しい。ブラックペッパーの香りも程好く。マスタードもケチャップも旨味を活かした抑え目の味付け。野菜も量よく味よくバランスよく、久々に均整の取れたバーガーを口にした。

 そうね……当企画内のめぐり合わせという部分もまずあるのだけれど、ひと通り方々周った後ではモス・特別編! というまでのインパクトは受けなかったかな? またモス自身も'99年6月のMOS's-C神楽坂店オープン後、「'03年1月“ディナーセット”全国約1,000店舗導入」「'03年8月“ニッポンのバーガー匠味(たくみ)”新発売」「'04年2月ファストカジュアル業態“緑モス”1号店 新橋二丁目店オープン」――という具合にファストカジュアル路線、グルメバーガー路線を次々打ち出してゆくその後の経緯があるワケで、そういう意味でコノ店は、今日なお続くソノ流れの中にあって、ある種パイロット的役割を果たしたのかも知れない――な〜んていつになく真面目ですが……。他に吉祥寺店もアリ。BGM――スタイリッシュにソウル/ブラックch。

 ※吉祥寺店は無くなった模様(以上2009.10.18追記)。


# MOSCLASSIC [千駄ヶ谷] のチーズバーガー
# MOS BURGER classic [牛込神楽坂] のテリヤキバーガー

― shop data ―
所在地: 東京都新宿区岩戸町7番地
     都営地下鉄牛込神楽坂駅歩3分 地図
TEL: 03-3260-4159
URL: MOS BURGER|店舗案内
オープン: 1999年6月
* 営業時間 *
平 日: 11:00〜22:30(LO22:00)
土日祝: 11:00〜22:00(LO21:30)
定休日: なし(要確認)

2005.5.30 Y.M

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2005年05月28日

# 065 Bar Captain Kangaroo [大阪・北新地]



 大阪は新地の入口――梅田駅からヒルトンやらマルビルやらあるビル街の間を抜けて、2号線を渡るとすぐ目の前。JR東西線北新地駅が真下。コッチの方にはかつて一度も足を運んだことがなくて、どうも全国に知られた歓楽街らしい……という程度の認識しか持ち合わせない、私にとっては馴染みの薄い大阪である。

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2005年05月23日

# 064 Saucisses [名古屋・丸の内]



 「コメダ」は家の近くの関東2号店に行ったワケだが、今回の店はリアル名古屋! デラ名古屋!!

●久屋大通公園

 名古屋の道路は道幅がなにしろ広くて、初夏の日和を歩くにはとても気持ちが良い。テレビ塔の建つ久屋大通公園に面した店。

 と言っても南北2kmにわたる長い公園なので、これだけでは説明不足である。テレビ塔の北側、リバーパークと呼ばれるエリアが向かい。名古屋の中心部ではあるが、そこはやはり鉄則どおり、ど真ん中であるからはやや外れて、丸の内三丁目に位置(後日聞かされるに路駐スポットと)。駅で言うと地下鉄名城線・桜通線の久屋大通(ひさやおおどおり)駅が最寄。

●創業 1987年

 看板にはHOME MADE HOT DOG――今年'07年で20周年を迎える名古屋屈指の老舗ホットドッグ専門店である。先代店主はフリスビーの全日本チャンプで、世界大会出場のため渡米した折、スタジアムで出合ったホットドッグに――売り子が客に向かってドッグを投げるそう――強い衝撃を受けてオープンさせた。その後2代目店主・小林さんに引き継がれ、現在に至っている。

 ホットドッグと言うよりは渋目のビアパブな佇まいで、よく手入れされたこげ茶色の床板とイスの(現在は)がグッと落ち着いたシックな雰囲気。狭いキッチンを囲む棚やショーケースのガラスがひと際に印象的。

 その狭いキッチンの囲いの横を抜けるとテーブルが4席ほど置かれた、これまた狭いスペースに辿り着くのだが、ココがまた大変居心地が良くて、マガジンラックから好きな雑誌をまず1冊手に取り、適当な席に腰を落ち着ける――という一連の動きがココでは至極当たり前のことであるかのように、何人ものお客さんによって繰り返される――グッと落ち着く空間である。



●6種類の「リッチ」

 ホットドッグ10品、サンドイッチ7品、そしてバーガーは"大きく"7品。ベーシック¥378、チーズ¥399――この辺りにはトマトが入っていないので、6種類の組み合わせの中から中身をチョイスできるリッチ¥472からチーズ&トマトを。リッチに6通りの組み合わせがあるので、正確にはバーガー12品。ともかくバーガーメニューはいずれも500円上限説を厳守しているワケで、コノ辺りの使い勝手とコストパフォーマンスの高さは素晴しいの一語に尽きる。まぁ土地が土地、名古屋は日本一の喫茶店激戦地ですから。お供はアイスオーレ¥315。画像のとおり袋でキュッと縛ったようにして出て来て、実に食べやすい。

 バンズは洋食レストランで出るような、てっぺんにツノのある<テーブルロール系。濃い香りがする。以下順番に自信はないが、マスタード、ピクルス、チーズ、マヨネーズ、トマト、パティ、レタス、下バン。白いチーズはジャイアン……じゃなかった、ゴーダそしてやや滋味に欠けるパティ――マックのような細い繊維の集合体で、肉らしい迫力には乏しい。マスタードとピクルスの味の印象、そしてパティの質感……マック的テイストを基調にしたオールドファッションな味わい。

 この日体調がイマイチで、味覚・嗅覚が鈍っているであろうことを考慮して、2個目――リッチのチリ&チーズもいっておいた――なにせお値段お手ごろですから。こんなとき、アイスオーレがバーガー2個分に耐える量あるのがこの上ない幸せ。チリ&チーズはチリソースに締まりがあって、初めの組み合わせよりも美味しかった……なんてなコトを考えるうち、チリを使ったホットドッグチリサワー¥441辺りも食べたくなってきた。きっと美味しいに違いない。

§ §

 名古屋アレンジに走らず、本場アメリカの正統を貫く辺りが魅力。BGM――入ったときは品の良い70'sソウル/ブラックchだったが、スタッフが一名加わったタイミングで70'sロックchに変わった――どちらもシックな店内の雰囲気に上手く溶けて気持ち良かった(2007.4.10追記)。


# Saucisses [名古屋・丸の内] のリッチ――ベーコン&エッグ

― shop data ―
所在地: 愛知県名古屋市中区丸の内3-18-12 ナガサワビル1F
     地下鉄名城線・桜通線 久屋大通駅歩5分 地図
TEL: 052-961-7008
URL: http://saucisses.net/
オープン: 1987年2月
* 営業時間 *
月〜土: 10:00〜22:00(21:30LO)
日曜日: 10:00〜21:00(20:30LO)
定休日: 無休(要確認)

2005.5.23 Y.M

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2005年05月14日

# 063 ROTIGRILL [晴海]



 オーナーシェフの英国人はどうにも"敏腕"らしい。世界各国を渡り歩いた末に来日。代々木上原のWeST PArK CaFE(赤坂店は当"隧"道既出。どおりで近いモノを感じた)、天王洲のT.Y.ハーバーブルワリー(調べたらバーガーあるじゃない……また行くトコ増えた)など次々に手がけていった――って具体的に「何を」「どう」手がけたんだろ?とはいつもながらのシロウトの疑問――。あっ、因みに↑、よく調べたネ……などと感心しないように。お店の入口に貼り出されていたコトなのでね。



 中央区は晴海にある晴海アイランド トリトンスクエアのショップ&レストラン街晴海トリトンにある、水のテラスに面した半分明るく半分お酒な雰囲気のお店……長いナ。え〜と、トリトンスクエアとは、要は職住・買い物処&食事処が隣接した、昔で言う団地ないしは小ニュータウン的機能を持つ一画で、下町っ子たち(一応隣は月島ですから)の憩いの場として親しまれていると。でお店の説明……木の床にスチールの椅子・机――これらのインテリアはIDEEで揃えたモノらしい。明るいライティング。ソファにはクッションが並べられ、くつろいだ気分も。天井から下がったテレビにはJリーグの試合が――と、これまでざっと挙げてきた構成要素はWeST PArK CaFE 赤坂店に極めて近い。オーナーシェフがかつて手がけた代々木上原のWeST PArK CaFE 1号店も「西海岸をテーマにした」カジュアルアメリカンとのことなので、きっと"彼(か)の国"の西岸はこんな感じになっているのに間違いなかろう。経営上はWeST PArK CaFE とは無関係、スティルフーズという外食系企業による。このスティルフーズ経営の店がまたアルワアルワ……(これから行こうとしてるお店モネ)あのジェラート屋も、あのクレープ屋もそうだったのネ……という具合で、至る所に勢力を拡げている。



 で、コノ店は同じくスティルフーズの人気店、六本木ROTIのグリル版という性格付け。ステーキバーガー\999、トッピングにチェダーチーズ\150。付け合わせなし。クレソンが添えられ、パセリが振られている。白いバンズは表面ケシの実、ほのかに生地の良い香りが。バンズの裏にマヨ、下にフリルレタス、ピク、トマ、オニ。オニオンは今まで食べたことのない、グリルなのに煮込んだかのような絶妙なとろけ加減!チェダーもたっぷり溶けて、パティ、でバンズ(heel)。「スモーク味のする」パティは確かに香ばしく、スモーキーな匂いを放っている。ちょい硬めの肉感、脂はほどほど。分量として肉より野菜組の方がやや勝っているようで、思いのほか肉々しいワイルドさには浸れなかった。BGMはハワイアンがかかっていたようだが、近くの大阪弁のおばちゃんの喋りがあまりに雰囲気を壊すもんだから、途中からヘッドフォンで栓をしてしまった――いや、ウチは母も祖母も生粋の難波人なんだけど、要は喋り方かな?きっと同じ大阪人でもカナワンナァ……と思ったに違いない。お供にパラダイスアイスティー\350。


2005.5.14 Y.M

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2005年05月13日

# 062 CAFE MOCHA [有楽町]



 有楽町マリオン真裏、飲食店の集まる界隈にて――。この飲食店街とマリオンを隔てる道路のことを有楽町中央通りと言うのね――ホントかね?ちょっと予定が狂ってしまい、どうしよう……とこの辺りをさ迷っているさ中、ふとコノ店のことを思い出し、入ってみたさ――所謂コーヒースタンド。「コーヒーと手作りハンバーガーの店」と大書してあるので以前よりマークしてはいたものの、何となく今まで入らなかったのは、そう……失礼ながらこの一帯にあまりキレイなイメージを持っていなかったから。オモテの写真でターゲットの存在をもう一度確かめ、ついに中に踏み入ったときにはまったくの無人だったので、「さすが都心、休日は空いてるなぁー」などと思っていたら、アレヨという間に壁に向いたカウンターのみ12席ほどの細長い店内は若い客層でいっぱいになった。女の子二人組もいる。キタナイ……という印象はないらしく。実際そういうコトで気になるほどのこともなく。店員は日本人男子と推定東南アジア系外国人女子の2人。イタリアンハンバーガー\320とブレンドコーヒー\200を頼むと、早速女性が調理に掛かった。



 さてイタリアンハンバーガー、オモテの写真には「イタリアンバーガー」とあり、レジのメニューには↑と書いてあった……まぁイイヤ。バンズ、確か袋にリョーショクと書いてあったかなぁ〜……立派なバンズ。しかしモノの書によると「バンズというのはソレ単体で食べて美味しいモノであってはいけない――」とのことで、要はハンバーガーの味の決め手は飽くまで中身、間に挟むモノ次第――どんなに立派なバンズを使おうとも、やはり最後はソノ店の技量や工夫如何でその結果に大きな違いが出てくると――いうことらしい。裏には焦げ目。中身はトマト、ゆる〜いイタリアンソース、ちょっと焼き過ぎちゃったハンバーグ風パティ、レタス。でバンズ(heel)。



 イタリアンソース(……と仮に呼んでおこう)、マダムkでもこんなソースだったんだけど、一瞬ウッ……とくるニオイは正直あまり好きではない……口に入れると気にならなくなっちゃうんだけどネ。パティの硬さが効いていて、バーガー全体としても硬くてややドライな印象。まぁでもコーヒーと一緒に食べてちょうどかな……。量の上での不足はなく、お腹に何か入れたい時には確実にその欲求を満たしてくれるであろうサイズ。他にテリヤキがあったかな?数種類しかないバーガーメニューの基本がなぜか「イタリアン」という辺りに、なにやらバックストーリーが隠されているようにも感じるんだけど、なにぶん今回、検索してもコノ店について触れたページに一切引っ掛からず、もちろんURLもなく手がかり皆無だったので、どーにもこーにも……。BGM――確かJ-POPだったような……。


2005.5.13 Y.M

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2005年05月08日

# 061 Bis!cafe [渋谷]



 映画にハンバーガー?――スポーツ観戦や映画鑑賞というと、どちらか言うとハンバーガーよりホットドックかなぁ……なんて正直思うけど(ココでもこんなコト言っておきながら……)、ま、ハンバーガーだって無かぁ無いでしょう。ココ渋谷は毎年秋、東京国際映画祭の会場となる、気が付けばすっかり映画の街――。


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2005年05月06日

# 060 ANDERSEN [表参道]


ANDERSEN
青山アンデルセン デリ&サンドイッチバー



 アンデルセンの話を始めると長くなる。詳しくは株式会社タカキベーカリーのサイトあゆみ」のページで、その輝ける歴史を是非一度ご確認いただきたく――。

 元は'48年、広島でタカキのパンというパン屋から始まった。いまやグループ5社――根っこはタカキベーカリー。中国地方に行くとコンビニ・スーパーで例のアンデルセンの、ワコールみたいな赤いマークの入った袋詰めのパンが「タカキベーカリー」として売られているのを目にするだろう。

 袋パンだからと、こいつを某大手なんかと一緒に思ってはいけない。さらに言えばヘタなパン屋よりよっぽど美味しいのだ!ある畜産農家ではブタの飼料として食パンのミミなどをパン工場から貰ってくるそうなのだが、某大手は添加物が多くてダメ、日持ちはしないけどやっぱりタカキが一番……なんて書いてる人もいる。ブタにもやさしいタカキベーカリーのパン!

 で、店舗製造・ブランド展開したものがアンデルセン、そのフランチャイズがリトルマーメイド。あとカフェデンマルクも、チョコレートのジャン=ポール・エヴァンも。本社広島。確か広島市民球場のライトポールがリトルマーメイドでレフトがアンデルセンだったかな?


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2005年05月03日

# 059 FUJIMAMAS [明治神宮前]



 ココも神宮前の交差点をロッテリアのある一角に突っ込めば、じき辿り着くだろう店。とにかく昼間っからパーティーやってるような雰囲気の店を目指して進めばよろしい。

 global asian fusion cuisineのお店。そもそも店名からして日本在住の外国人に向けられた店というニオイがあり、実際サイトを開いてみてもデフォルト表示がenglishだったり、オーナーが外国人だったり、現場スタッフも外国人が多数を占めていたり……なのでなんとなく通りがかる度外国人の巣窟的イメージで見ていたのだけれど、入ってみると日本人もけっこう多く(やはり女の子2人組率が高いネ)、中には家族連れもいる――こういうトコに子供連れてくるなんて、お父さんとしてはカッコイイよなぁ〜。

 吹き抜けの2階建てはもとは畳屋の作業場だったそう――但し今はその面影はない――インテリアは国籍不詳のエイジアン――ま、東南の方角であることには間違いない。連休中ということもあり、お店は大にぎわい――いや、いつもだな。案内されたのは木のベンチの一隅。傾いた木の机。バーカウンターの中には頭皮露出の黒人バーテンダーが見える。奴がシェーカー振るのか……。あらためて夜来たいですナ。


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2005年05月01日

# 058 Homework's [広尾]



 日本初を名乗る店のひとつ。ココの日本初は「最初のグルメハンバーガー&サンドウィッチレストラン」。グルメハンバーガー……当"隧"道では使わない言葉だが、つまりはファーストフードで食べられるおやつ的廉価バーガーに対する"高級バーガー"くらいな意味合いだろうか。ただ、日本初と謳うわりには創業何年……という記載がない。はて何年……(※正解は記事の下に)。

 広尾商店街の突き当たり、祥雲院という寺の門前にある。因みにこの山門の奥がすぐ境内・本堂とばっかり思っていたところが左にあらず、門をくぐってもなお舗装された道路が続いていて、しかもすぐ二手に別れている。はてお寺は……まぁいいや。ココも店の正面全開にして、都内人気スポットにしてはまずまずのんびりした広尾商店街の空気をふんだんに取り込んでいる。入口すぐの特等席は外国人カップルが占め、フォークとナイフで器用にバーガーを食べていた。

 カウンターを勧められる。目の前に黙々と調理に励むスタッフ3名――イヤ〜緊張しますやん……! なので↑今回はやや恐縮気味の画像に……。てきぱきと手際良くバーガーを作る様子についつい見入ってしまう。広くない店内、キッチン周りは本当に無駄がなく、十二分に考えられた設計が施されているようだ。特に冷蔵ケースを戸棚式に宙に上げた工夫(キャビネット)は目からウロコモノ。ホールは白壁、ドーム型天井に床は木、小じんまりと温かみのある造り。

 チーズバーガーレギュラー130gで¥1,100。付け合せナシ。中はピクルス、トマト、オニオン、マヨネーズ、レタス、ケチャップ、チーズ、パティ。バンズはホワイト/グラハムから選択――ホワイトを。このバンズ、最初から上下に分かれてはいない……って調理上の話ネ。包丁で真ん中を二つに切ってから鉄板に乗せる。フカッとした食感で「ハンバーガーイン」にも似た牛皮のように柔らかな手触りなのだけれど、噛むとカリカリッと言うよりシャリシャリッという感じのキメ細かな粉砕の仕方をする。少量乗ってる白ゴマの味が美味々々! 分厚く真っ赤なトマト、そしてホントにキレイに折り畳まれたレタスは多過ぎず少な過ぎずの絶妙な水分量で心地好いったらありゃしない。

 もちろん主役はパティ――中はまだ赤々とした焼き加減。程好い粗さ、そして脂の乗りの良さ……コレは真剣に美味しいこの深み、マイルドでコクのある旨味……ただの脂ではない。肉よし野菜よし、そこに初めから振られたケチャップとマヨソースが美味しく絡んでくる――無添加・ナチュラル志向(特に健康食品系)は、ともすれば薄味ないしはほとんど味のしない妙な味付けに陥りがちだが、コノ店のバーガーは優れた素材をズラリ揃えながらも、バーガーらしいパンチの利いた味付けを忘れておらず、その辺りのバランス感覚こそ見事だと思った。見た目にはなんのことはない中身もごくごく普通のバーガーなんだけど、この当たり前のようなバーガーにこそ本物を感じる。内容に一切無駄のない基本に忠実」という言葉こそ最もふさわしいバーガー。

 BGM――ん? なんか流れてたなぁーという程度に多分有線洋楽ポップス。麻布十番・京橋に支店、六本木・丸の内にthe Pantry BY HOMEWORK'Sという別名の支店がある。


# Homework's [広尾] のベーコンバーガー TOPPING チェダーチーズ
【最新情報】 APIOジムニーライフ/『ON THE STREET BURGER』更新――Vol.27 Homework's [広尾]
# Homework's [品川] のチキンサンド
# Homework's [広尾] のチーズバーガー
# Homework's [広尾] のハンバーガー
【スタンプラリー#01】 The Pantry 丸の内店 [有楽町] の
カラミティ・ジェーン・バーガー

# Christmas'07 ◆ vol.6 Homework's [広尾] の
クランベリーターキーバーガー

― shop data ―
●広尾店
所在地: 東京都渋谷区広尾5-1-20 七星舎ビル1F
     東京メトロ日比谷線 広尾駅歩3分 地図
TEL: 03-3444-4560
URL: http://www.homeworks-1.com/
オープン: 1985年7月26日
* 営業時間 *
月〜土曜日: 11:00〜21:00
日・祝日: 11:00〜18:00
定休日: 無休(でも要確認)

2005.5.1 Y.M

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