2004年12月25日

# 026 Paper Moon CAFE CAFE [有楽町]



 JR有楽町駅京橋口を国際フォーラムの側に出て真横、まさにガード下。変則的かつ非高度活用的なガード下の空間をそれなりに利用したこのお店……そうか!ペーパームーンって広尾にあるシフォンケーキで有名な老舗カフェか!――が、こんなバッチイところに支店を出してる。なので立地から想像される期待度に比して、得られる質はエラク高い。なんとなく店構えが出来合いのコギレイさではなく感じられたので、前から気になっていた。そしてハンバーガーが置いてあると知り、ますます入ってみたくなったのだが、なんとなくヒゲのマスターが怖くて、撮影なんか出来なさそうだな……とためらってた――そんな店。店の最奥の穴蔵のような席を占める。



 ハンバーガー\525。まずは見てのとおり、バンズの直径と中身のパティやトマトの直径が合っておらず、やや不安定に思える。バンズは温かくない(がそれ自身悪いことではない)。今まで登場した中なら……ウルフギャングパックみたいなクリームパン系。いやバターロールと言うが適当かな。表面がかなり突っ張った感じで、これがまた最後まで口に残る。ここまでくると突っ張り過ぎ。裏側に薄味のマヨ。分厚〜いトマト、こいつがまたよく冷えてる!もしこれが調理上の過失や手抜きでないのだとしたら、こいつは新食感だ!こんな言葉が頭に浮かんだ……アイスバーガー。居酒屋に冷しトマトというメニューがあるくらいなので、トマトを冷すという行為もひとつの調理法と見なすことが出来るかも知れない。よく冷えたトマトと熱〜いパティとのコンビネーションなんてどうだろう?オニオンは大きめにみじん切り。コロっとしたパティ。大きいレタス。そしてパティには真っ赤なケチャップ。パティの肉は気持〜ち粗いものの(とは言え世の平均硬度は余裕でクリアしている)、大きく刻まれたオニオンと相性が良く、なかなか良い味を出す。ただこれで525円というのはちょとね……。カフェオレのLとで924円也。もちろんそのカフェオレも美味しかったのだけれど。



 え〜と、あと報告すべきは……BGM?季節柄、当然のようにクリスマスソングでした、ハイ。でもこの立地・この雰囲気、案外気に入ったかも。


2004.12.25 Y.M

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2004年12月11日

# 025 ほそや [仙台]



 初! 仙台! 祝! 楽天? ――仙台だけに牛タンバーガーなど期待される向きもあろうが左にあらず。市営地下鉄匂当台公園駅下車。三越のある一番町通りを一本入ると、そこはディープな歓楽街=国分町。東京で言えば新宿のような雑然とした街の一隅に五十年営む喫茶が今回の目的地。

 なにせ前フリがすごい――「1950年創業」「日本で最初のハンバーガー」「100万個達成!」(どうもホントらしい)……「ハンバーガーとステーキの」と聞いていたので、カウンター席しかない古めかしい店構えは大いに意外だった。どう考えても肉料理が出て来る店とは思えない。しかしカウンターの上には肉の冷蔵されたショーケースが煌々と誇らしげに輝いている。マスターはゴルフが趣味。来客もシニアゴルフの仲間かその妻か、はたまた商店街の顔なじみか――店も人も程好く古い。

 まずハンバーガー¥280とコーヒーを注文。ハンバーガーはマスターが、コーヒーは女性(続柄は??)が入れてくれた。このコーヒーが美味しい! 深みのある苦さ、そしてさっぱりとした後口――むしろコーヒー"が"美味しかった。女性から注文が飛ぶと老マスターの手元でジューッと音がし始め、ほどなくカウンターの向こうからハンバーガーが。手渡された瞬間、バーガーの乗る皿が温かい辺りが行き届いた心配り。

 やわらかな甘さのバンズ。中身はオニオンスライスにパティのみ。あとはケチャップ&マスタード――で以上。実に実にシンプルな構成。辛〜いオニオンと苦〜いマスタード、ケチャップはいわゆる市販のアノ味(いや、少しアレンジしてるかな……)。パティも、そのケチャップのわかりやすい赤色の下に染まれば普段家庭で食べ慣れた、お母さんのつくるハンバーグのよう。でもこのノド越しの良さは肉が良い証拠だろう。和牛100%

 次にチーズバーガー¥320。オニオンが消え、チーズとレタスとマヨが加わる。チーズもこれまたわかりやす〜いチーズで、むしろヘタに手の込んだチーズより主張がはっきりしていてよろしいかも。分厚いことこの上なし。

 強〜いケチャップ&マスタードの味でいただくハンバーガーは、系統としてはマック寄り。味がベターッと平面的。せっかくの焼きたてパティのお味がケチャップにかき消されてしまっているのは残念だが、創業54年のズシリと重みある店の空気にどっぷりと身を浸しつつ、マスターと常連たちの半世紀にまたがるトークを傍に聞きながら味わう老バーガーもたまには悪くない。BGM……なし。代わりに常連たちの会話と総合テレビ午後4時台のバラエティ。

 ※そうそう、去年12月、再び仙台を訪ねた折、とある飲食店の店員さんとちょっと話し込んでたら「ほそやさんはフルキャストスタジアム(楽天ゴールデンイーグルスのホームスタジアム)にもお店出したんですよ」なんて教えてくれた。未確認情報ながら一応追記(2006.1.23)

2004.12.11 Y.M

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2004年12月05日

# 024 Spiral Cafe [表参道]



 学生時代の通学路。毎日前を通っていた当時でさえ、スパイラルビルって何やってるビルなんだろう……と、てんで謎な建物だったんだが、時を経て、今回初めて確たる目的を持ち中に踏み入ってみても、結局なんだか判らずじまいだった……。どうもコノ手の"思わせぶりな存在"というのが昔から肌に合わぬらしい。1F突き当たり=渦の中心がステージ(スパイラルガーデン)で、その手前の壁のない空間がスパイラルカフェ――分野としては"イタリアンカフェ"と。照明を抑えた落ち着いた空間は無音。さすが場所柄クリエイターたちの打ち合わせの場という感が強く、手にペン持つテーブルが目立つ。



 要はハズレだったワケである。ココから先はスパイラルだけに"巻き"で……



 スパイラルバーガー\980。入口にあった「冷たい野菜のソースと一緒にどうぞ」というメニューの言葉にメチャメチャ惹かれ、これはきっと今までにないバーガーに違いない!と胸ときめかせて入る。ところが出て来たのはご覧の通りのそれはそれは小さ〜い、ミニチュアのようなバーガー3つ。後列左からレンズ豆とキャベツの入ったトマトスープ(これが一番美味)、フレンチフライ(これが一番不美味)、オニオンがピリッと効いたカクテルサラダ。バーガー"と称するモノ"は、上下は丸く切り抜いたトーストで非バンズ、パティは周囲をぐるりとハムが取り巻く。レタス一切れ、そしてコクの深いミートソースがかかる。皿手前の薄っすら緑色の液体、多分これが野菜のソースだろう。特にはっきりとした味を持つものではない。もちろんひと口でいっちゃうような下品なことなど出来ない――最低でも3口(1つ当り)。まろやかな味加減はさすがこの場にふさわしいとは思ったが、されどコレはバーガーではなくサンドと呼ぶのが適当だろう。



 ちなみにYahoo!で「スパイラル」「ハンバーガー」で検索すると4,484件がヒット、そのほとんどがデフレについて触れたものだった。所謂「デフレスパイラル」ってヤツですな……。そこにさらに「マック」を加えてかけ直すと1,322件。中には「デフレの戦犯はマック」と名指しするものまであり、その社会的影響責任の重さをあらためて思い知らされたのだった。


2004.12.5 Y.M

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2004年12月04日

# 023 FRESHNESS CAFE [渋谷]




 猥雑な道玄坂を登り切ったところにあるクリーム色のフレッシュネス。コンクリ打ちっ放しの床、それをペンキで塗った壁・天井。チョイ前時代のセンスでまとめたインテリア。それはそれは広々と立派なカウンター越しのオープンキッチン。パティ焼く鉄板もまた広々。

 スタッフはチョイセンス良くてカッコイイ渋谷系がキッチンの中に2人。ココはバーガー出来ても持って来てくれない。注文生産な上、パティはきちんと鉄板で焼くので出来上がるまで10分はかかるというのに、それでもキッチンの中から呼ぶだけで持って来てはくれない。だから取りに行く。しかも大声張り上げて一生懸命呼んでくれるワケではない。スピーカーからはチョイクラブ系なレゲエがかなり大きく流れており、かつ私の占めた席はキッチンとの間に壁一枚挟んだ位置なので、何か言ってるな……くらいにしか聞こえない。だからドリンク飲んでくつろぎつつも、いつバーガー出来るか……と絶えず聞き耳を立てていなくてはならない。加えて言えば、持たせた札の番号で呼び出す――などと言うような無粋なシステムをこのオシャレなカフェが取り入れよう筈がなく、よって「気配でカウンターまで行ってみたら前の人のだった……」なんて、お店と店員のカッコ良さに比べればお客はヒドクみっともない連中ばかりである。ガムシロ、砂糖はじめ諸々すべてセルフ。アイスのカフェラテ頼んだらグラスではなくプラスチックの容器で出て来たのには軽い目まいを覚えた。コーヒー然り……アレ? レギュラー店はどれもグラスにカップだったよね? 基本的に逆行くのがコンセプトらしい。まあスタバと思えば良いのだが……。

 チーズバーガー¥840。白いプレートに乗って。付け合せにクルリと巻いたフレンチフライ。小さく切ったレタスもバーガーの外。あとお好みでオニオンのよく効いたマヨネーズ……なのかなぁ? バターなのかなぁ? 調べたのだがコレが何なのか、どう使うのか、結局わからず。コノ店ではそういうコトも言い添えてくれない(仕方ないのでナイフを取って来てバンズの裏に塗ってみる)。上のバンズ(crown)は斜めに傾けられて、まだバーガーの上には乗っていない状態。レタスを挟んでから閉じるワケ。しかしここまでデコレーションされたバーガーを自らテーブルまで運ぶというのも初めて。



 中身――まず例の柴漬け食感のピクルス。トマト、オニオンはソテー、チーズ、パティ。基本的にはレギュラー店のチーズバーガー¥320をふた回り大きくした感じ。バンズは温かくなく常温。レギュラー店のチーズ……と同じドーム状、栗カボチャ入り。パティは柔らかく食べやすいが、レギュラーのモノと比較して歴然とした差を覚えるまでではない。レギュラー店のパティだって十分美味しいということ。どうも柴漬けピクルスがまるで……そう生姜! ガリのような、あっ……食べてはいけないものを食べたかな……みたいなピリッとスティミュラスな味を一瞬発するのにはエラク違和感を覚える。オニオンもソテーしてる割りには歯ごたえがあり過ぎて、同様に違和感。あとこのバーガー、よく崩れる。レタスもオニオンも端からポロポロ……。

 型崩れしないのも"技術"とわかった以上、見過ごしにするワケにはいかない。いつになく辛口だが、これだったらレギュラー店で普通に食べてる方が数十倍美味しく、かつくつろげるだろう。「暖かみのあるアーリーアメリカン調で親しまれている通常のフレッシュネスバーガーとはイメージを変え……白と黒、アルミで店内を統一したNORTH SIDE(ニューヨーク、シカゴなど)TYPEの店づくりをしています……」と公式サイトで語られるとおり、デザインのみならずサービスにおいてまで「暖かみ」を取り去ってしまった、そんな店。

 なお、道玄坂店の看板には"FRESHNESS BURGER Cafe"とあるのだが、公式サイトに倣い"FRESHNESS CAFE"と表記した。営業時間朝8時−翌朝5時。上野にもある。……まあ味もサービスも落ちたスタバがフレッシュネスの倍の値段で作り立てのバーガー出してると思えば良いのかな? ……行く?


2004.12.4 Y.M

posted by ハンバーガーストリート at 17:40 | TrackBack(0) | チェーン店のスピンオフ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする