2004年11月28日

# 022 Baker Bounce [三軒茶屋]



 三茶シリーズvol.2。東急田園都市線三軒茶屋駅から茶沢通りを代沢十字路方面へ7、8分。「ERIC'S」よりは歩かない感じかな? しかしERIC'S以上に住宅街の只中に入り込む。店前の道路はクルマがすれ違える広さなので、なんでココに? 感は少ない。なにせホームページが見事でして、それ故もっと大きな店を想像して行ったのだが、思いのほかこじんまりと間口狭く、ウナギの寝床。

 フレッシュネス的店内。(材は細いものの)による見事な空間構成。ペールグリーン(←多分……)に塗られた壁。陽気なブギウギやブルースがゴキゲンに流れる。店員は全員スタッフTシャツを着、首に赤いバンダナ、頭に黒いベレー。玄関マットも店のロゴをあしらったもので……金かかってるなぁ。卓上――マスタードはFrench's だが、ケチャップは透明な小瓶に小分けにされ、置いてある。

 チーズバーガー¥997、チェダーで(Cheddar or Swiss)。付け合せのフレンチフライ、コールスローは付け合わせの名にふさわしい少量適量。この店ではオープンフェイススタイルと呼ぶ、例の上下に別れた状態で登場。中身はレタス、オニオンスライス、トマト、チーズ、ピクルス……と言うより"きゅうりの漬物"って形状のピクルス。そしてパティ。ぱたりと上下重ねると、まぁバンズのツヤツヤ感がまた見事! 最近こういうツヤツヤ系が好みになってきた。レタスの上にはタマゴサンドで使う、ゆで卵を砕いてフィリング状にしたもの(コレ調べたけど、どうも決まった呼名がないようなのネ)が少量。

 さてこのパティだが「既製の挽肉を使用せず牛肉の各部位をブロックの状態から切り分け、 手作業によりミンチにし、炭火で焼き上げ……」例えれば居酒屋メニューに牛すじ煮というのがあるけど、あんな食感の肉を束ねて固めた感じかな? コレは美味しいゾ! ひき肉でないので特有のクサミがなく、代わりに"肉"の旨味たっぷりの肉汁溢れるジューシーなパティだ。しかもそれほどしつこくない。肉汁をよく吸ったバンズとの密着感もまた格別! 通常無い食感ということで一食に値する。

 野菜陣も魅力的だ。立体的なアクセントをもたらすレタス&オニオンのこのシャキ感! タマラン! ピクルスは肉と野菜の間に潜んで、時折美味しい顔を覗かせる。パティから零れる肉汁はあなたの脂ギラギラなこってり心を満たしてくれるだろうし、新鮮野菜の歯ごたえはヘルシー派をも納得させるだろう。主張の強いもの同士が同居しながら見事にバランスのとれたバーガーだ。帰宅後サイトを見返して知ったんだが、あのケチャップ、2日かけてじっくり作った自家製ケチャップだったのだ。しまった……いつもの習慣でついかけずに食べてしまった……!

§ §

 帰り際にちらっとキッチンを見たら、鉄板のヨコに網が……あいつで焼いてるのかぁ、あのリーゼント頭のチーフが。


# ベストバーガーショップ'07
# Baker Bounce のベーコンチーズバーガー extra ガーリックサルサ
# Baker Bounce のRED EYE BULLによるプレーンバーガー
# Baker Bounce [三軒茶屋] のベーコンチーズバーガー

― shop data ―

●三軒茶屋本店
所在地: 東京都世田谷区太子堂5-13-5
     東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅歩8分 地図
TEL: 03-5481-8670
URL: http://bakerbounce.com/
オープン: 2002年8月5日
* 営業時間 *
ランチ: 11:30〜14:30LO
ディナー: 17:30〜22:30LO
土曜日: 11:00〜22:30LO
日祝日: 11:00〜21:30LO
定休日: 火曜日(要確認)


●東京ミッドタウン店
所在地: 東京都港区赤坂9-7-4 D-B113
     都営大江戸線・東京メトロ日比谷線 六本木駅歩5分 地図
TEL: 03-5647-8311
オープン: 2007年3月30日
営業時間: 11:00〜22:30LO
定休日: 無休(※元日を除く。要確認)

2004.11.28 Y.M

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2004年11月25日

# 021 WOLFGANG PUCK EXPRESS




 アカデミー賞公式シェフがプロデュースするレストランが目下、東京を席捲中。

「WOLFGANG PUCK BAR & GRILL」「CAFE」「CAFE Jr.」そして今回訪ねた「EXPRESS」と、ビミョーにコンセプトとターゲットを変えながら、都内主要スポットほぼすべてに旗を立てる勢いだ。カルフォルニア・キュイジーヌの創始者ウルフギャング・パック氏プロデュース、本格的カルフォルニア・レストラン「ウルフギャング・パック・カフェ」の料理を今話題のファスト・カジュアルスタイルでお届け――するのがウルフギャング・パック・エクスプレス。要は忙しい人向き。さて"鳴り物入り"大物シェフのバーガーなので、どうせなら味のより確か(そう)な店へ足を運びたいところだが、値段に負けた……だって「CAFE」で食べると¥1,800、10月オープンの「EXPRESS」原宿店は11月末まで半額クーポン実施中――980円バーガーが半額の490円なんだモン!

 で原宿――これまで訪ねた舶来系各店を思えば、ダイニングとしてやっと時制が一致した感じ? の店内。これがファスト・カジュアル形態というなら、シチュエーションだけ考えたら十分お釣りのくるナイスなムードだ。ここもメニューのトップにバーガーが来る(アンミラ以来)。"カルフォルニア"らしく、軽〜いアメリカンHRが高らかに鳴り渡る……と思ったらすぐダンス系に切り替わった。店員同士の意思疎通は"Yes"

 さてお待ちかねウルフギャングパックのオリジナルパックバーガー(←長いヨ。英名:Puck Burger)。通常¥980のところ期間限定クーポンで¥490(よって今回チーズなし)。さぁどんなキングサイズのバーガーが現われるかと思いきや……意外! 運ばれて来たのは平たいバンズのヨコに野菜の添えられた殺風景な白いプレート。野菜を挟んでお食べ下さいと言われ、さらにココでも別に包み紙を渡される。外付け(?)の野菜はオニオンスライス少々、トマト、そしてキレイに半分に畳まれたロメインレタス――以上。恐る恐るバンズをめくってみると、中には本気でパティ以外なーんも無し。バンズの裏にマヨネーズ、以上。こんな場合、ケチャ&マスタードが卓上に並べられるものだが、それもない。言えば持って来るのか……?

 のぺっとした外見のバンズは中身はフワッと食感。下のバンズ(heel)なんざホットケーキのようなきめ細かな表面である。柔らかく、かつ高密度なパン――昔ながらの町のパン屋で売ってるクリームパンの生地が近い……しかもそういう甘さである。不必要に強い甘さの主張。パティはわらじ系――薄く平たい。中は薄ーいピンク色(excellent!)。パティ自身、強烈な味付けはされておらず、マヨもどこぞのキッツーイ味ではない。味のするかしないかのギリギリの中でギリギリの味をパティが放っている。バンズの甘味がリードする、ほのかな味覚の中にすべてが収まっている。意外だ……これがアメリカンか……これがカルフォルニア・キュイジーヌなのか……(なーんも知らんクセに>自分)。

 もちろん肉も野菜も素材として抜群で、その点申し分無いのだが、さりとて精進料理みたいにストイックで繊細なバーガー食べさせられてもなぁ……。これで良いのか? と思い続けながら食べた。付け合せナシなのは、実はハナから味の濃いサイドディッシュを前提とした味付けなのかも知れない――とか。「冷凍食品などを極力避け、店頭でスクラッチから調理、また低脂肪など健康面を考慮したメニューが特徴……」なる記事もあったが、やはりハンバーガーはメリハリの効いた、味の輪郭のはっきりした食べ物であって欲しい――と、ほんのりしたパティの味を舌先で味わいつつ、思いを新たにしたのだった。

 しっかしウルフギャングとはなんとお下品な呼び様! モーツァルトはウォルフガングなんですけど。


2004.11.25 Y.M

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2004年11月22日

# 020 ERIC'S HAMBURGER SHOP [若林]



 駅で言うと東急世田谷線若林……になるのかな?三軒茶屋から世田谷通りを環七方面へ向かって歩くこと10分弱、通り一本入った目立たぬトコロにある。商店街の外れというならまだわかるが、きっと一通に違いない(ところが左に非ず)狭い路を隔てたお向かいも、そしてお隣も普通のおウチ。住宅街のマンション1F。ただちょい手前にちょい気になる和食処がポツとあったりするので、所謂隠れ家的紹介のされ方をされるであろう立地。どうして知ったかって言うと、そりゃあーもーネットの力よ!

 来店時の客:ゼロ。滞在中:イートイン1、テイクアウト2。退店時:ゼロ――。珍しく2個食べる(理由はこの後すぐ!)。

 まずは店の名を冠したエリックスバーガー270円!(←理由)ワォ!安っー!(すっかり高級バーガーに慣れ切っとる)。さして広くもない店内&キッチンなのに(それでも客数&従業員数を思えば広いか)、注文頼むと誰に聞かせるんだかレジ脇から伸びるマイクに向かって復唱する不思議。

 ココはバンズがふわっふわ――他サイトでもそう紹介されているので、できたら避けたい表現だったのだが、やはりどうしてもそう言い表すよりほかない――押すと下に沈んで弾力でまた戻ってくる柔らかさ。表面ケシの実だらけ(あまり好みでない)。あと下のバンズ、多分意図的にちょっと傾斜つけてるよネ?


 中はマヨ、レタス、ケチャップ、マスタード、ミジンに切ったオニオン――シンプルな構成。パティは薄くヨコに平ぺったい――こういうパティを以後わらじ系と呼びたい。パティの薄さと質感はマックに近い?……なんて言うとマックと一緒にすな!と怒られそうだが、その通り、断じてマックのようにドライではなく、さりとてジューシーでもない。かぶりつく間際、仄かに漂う香ばし〜い匂いが好印象。

 2個目アメリカンクラシックチーズ(上の画像)、\390。こちらもお安い!メニューに謳う「8種類のトッピングのアメリカンベーシック」って何だろう?上の5種類(パティ除く)+ピクルス、チーズ&トマトで8種類?

 ピクルスが甘くて美味しい!チーズは溶けておらず、まんま"チーズっ!"な味だった。ピクルスもトマトもそうだが、全て切り方薄目。レタスもほんの僅かだし……というのもココ最近、軽く千円超えるような大作主義のバーガーばかり連戦してきたから思うことなのかも知れない。でも久々に子供のおやつ感覚のバーガーに巡り会えてちょっとホッとしたかな?

 ココはマヨ=ケチャ=マスタードの連繋が生み出す甘い味わいに特徴のある店であると思う。ウェンコの甘さに通ずる?でもやはり基本的にはマックのハンバーガーと類似の路線にあると説明するのが早いだろう。それは味が、質が――ということではなく、抑えるところ抑えないとこれだけの低価格、なかなかに実現できるものではないので、そこに「合理性」や「効率性」といった発想が持ち込まれる――という話において。全体的に「抑えてるな〜」という感が伝わってくるのだけれど、その抑えた価格なりによく工夫をされた、美味しいハンバーガーだと思う。なにしろ安いですから〜!

 可笑しいのは私の滞在中ずっと、2人しかいない店員の一方がもう一方に向かって絶えずお説教を……と言うか、なにやら文句を言っているのである。きっと私の来る前からやりあってたんだろう。とにかくずっとなのである。一方がパティ焼いてるときも横からずっーと何やらダメ出しを続けている。それがお客が入ってきたときだけ、ぴたっと止む。そして注文を受け終わるとまた再開するのである……。イタリア映画のワンシーンのようで滑稽だった。BGMは今風当たり障りない有線洋楽ロックch。2000年オープン。



【二ッ目!】 ERIC'S HAMBURGER SHOP [若林] のB.L.T.バーガー
【二ッ目!】 ERIC'S HAMBURGER SHOP [若林] のベーコンエッグ・スーパースター
【二ッ目!】 ERIC'S HAMBURGER SHOP [若林] のアメリカンチーズクラシック


― shop data ―
所在地: 東京都世田谷区若林1-17-5
      東急田園都市線・世田谷線 三軒茶屋駅歩10分 地図
TEL: 03-5430-8222
オープン: 2000年3月24日
営業時間: 11:30〜21:00
日曜日: 11:30〜18:00
定休日: 月曜・祝日(要確認)


2004.11.22 Y.M

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2004年11月18日

# 019 BROZERS' [人形町]




 日本橋人形町――この一帯は古い。老舗洋食屋に純喫茶。扇子屋に履物屋。狭い路地裏に二階の物干し台……下町風情漂う界隈である。そんな古い街並みに突如現われる真っ赤に輝くハンバーガーショップ。一体なぜココに? 日中だって人通りのそうあるところではない。その立地はきわめて不自然に思えるのだが……

 遠巻きに様子を窺うだけのつもりで前を通ってみたのだが、ところが開け放たれた店の入口からなんと! パテをこねるペタペタいう音が聞こえてくるではないか!!これで完璧に吸い込まれた。マジで手でこねてる〜!! (ま、それが本来なんですけど)。

 お客ゼロ(それも入った理由のひとつ。但しその後ぱらぱらと増える)、中は見てのとおり赤い壁に映画のポスター。信号機にナンバープレート。おもいっきりアメリカン……だけどどこか品がある。壁の赤は目にも鮮やかだが、しかし落ち着きと貴賓を湛えた高貴な赤

 映画のポスター……をよくよく見ると『レインマン』に『俺たちは天使じゃない』『ブルースブラザース』『BEAVIS AND BUTT-HEAD』そしてケネディ兄弟……そう! 悉く兄弟に関係したものばかり(……とは何度か通ううち気付いたこと)。店名が如く、ココは兄弟で営むお店なのだ(……とは言いつつ、何度通っても誰と誰が兄弟なのか未だに……)。



2007年7月撮影
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2004年11月16日

# 018 TONY ROMA'S




 "リブ"で有名なお店。'72年1月フロリダ州マイアミに1号店オープン……なんだか71年とか72年とかその辺創業の店って多いネ。きっとそういう時代だったのだろう(ますますもって興味深い)。

 日本上陸25周年だそうなので、つまり'79年から在るってコト……えっ、トニーローマってそんな昔から在ったんだ……世ノ中知ラナイコトダラケ。と言うか名前を知ったの自体、当サイトの常連(←多分)佐渡倉氏の情報提供によるもので、ごくごく最近の話なのである。

 エイベックスビルB1Fにある青山店を訪……「エイベックスビル」ってぇからどんなインテリジェンスビルだろうと思って行ったら、かつて「住友生命青山ビル」と呼ばれてた建物じゃないの。それなりに年喰った年月を経たビル。よってB1Fも「味の名店街」とでも付きそうな、褪せかけたトーンの佇まい。トニーローマも此処の古株なのだろうか。ちなみに六本木店は「ハードロックカフェ」の真下にある。と言うのも両チェーンの経営は同じ「WDI」という会社だからである。あの「カプリチョーザ」や「巨牛荘」もWDIの経営……う〜ん、外・食・産・業!! って感じですか?

 ローマバーガー¥1,350に¥105でチーズをトッピング。当企画初! ココのバーガーはレア、ミディアム、ウェルダム……そうパティの焼き方が選べるのだ。最初なのでミディアムで注文。付け合わせが豪華――ピクルス、フレンチフライに加えオニオンフライにコールスローまで付いてくる。それぞれソロでも十分美味しいお味で、ビールのつまみに持ってこいなんだけど、バーガー食べ終わってなお両フライがどっさりあるというコノ量の多さというものは、食後感としてはいただけませんな。だって口のなか油だらけになっちゃうもの。せっかくのバーガーの余韻が……。

 バンズは「アンミラ」「フライデーズ」に続き、またまた温かくなかった温かくないのはまだ良い――このバンズ、持つ指先に軽く力を入れるだけでモロモロと崩れてゆくのである。ひょっとして……冷凍庫から出してそのまま焼いた?? 中身は申し訳程度のオニオンスライスの輪っか1枚(ま、オニオンフライがたんまり外にありますから)、トマト、豊富なレタス、追加のチーズ、そしてミディアムで頼んだパティ。

 食べ始めは特に何とも思わなかったのだが、食べるほどにこのパティは美味しくなる。トニーローマのパティは柔らかいのだ。舶来系では標準たる、硬さを通り越したあのゴワゴワ感――そのレベルは完全にクリアしている。しかしそれはモスの匠味の繊細な柔らかさともまた違う、ゴワゴワ感を適度に残した、米国産らしいワイルドさとの中間をゆく食感……。例によって調味料は加えられていないので、後半はHEINZ のケチャップを振ることになる。これまで食べてきた味無しバーガーは、ケチャップをかけるとケチャップの味しかしなくなってしまうのが常だったが、このバーガーはケチャップ&マスタードとの相性が実に良い。こんなにケチャップの合うパティもまた当企画初めてかも。

 「明るく楽しい“これぞアメリカのレストラン!”というカジュアルな雰囲気……」この辺の謳い文句はアンミラともフライデーズともウェンディーズとも一緒だが「ディナータイムには照明を抑え、各テーブルにキャンドルを灯し……」ココらの演出は他店にない(あるいは前面に押し出していない)かな。"明るく楽しい"と言うよりは、"カジュアル"と言うよりは、落ち着きある、ちょっとリッチなムード。イメージ的には(リッチな)家族連れか、髪染めて口ひげはやした、いかにも金持ってるヨ……てな感じのオジサンが女のコ連れて来てるか、そんな感じ。独り者はあるいはツライかも……ってナニが? BGMも落ち着き澄ましたアダコン、ブラコン……独り者はますますツライかも……ってナニが?

 一方で外国人の入りは思ったほどでもない。と言うよりお客の入り自体さほどでないかな。いやきっと週末には青山・赤坂界隈のリッチな家族たちで賑わうのだろう。フライデーズ辺りは夜な夜な派手にドンチャンやってるイメージがあるんだけど、それと比べてしまうとだいぶ淋しいか……あちらはレストランと言うより居酒屋で、こちらはリブの専門店という住み分けなのだろう。

§ §

 ……あっ、そうそう! さすがリブを手掴みで食べる店らしく、食後にはレモンを浮かべたフィンガーボールが出て来る。しかもご丁寧にぬるま湯――指洗う水温めるヒマあったらバンズ温めろヨ……なんて言うより先に、次は素直にリブいってみようかな? 甘辛〜いタレの匂い……タマラーン!!


2004.11.16 Y.M

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2004年11月09日

# 017 T.G.I. FRIDAY'S



 T.G.I.フライデーズ――世界56ヵ国で720店以上を展開する、全米一のカジュアルレストラン&バー。日本では'99年8月に渋谷に1号店オープン、現在までに東京・横浜に8店舗――ココまでサイトほぼ丸写し

 町田にもある。その町田店にて私が案内された一角は、最初は自分の他、日本人客がまだ2組くらい居たんだけど、そのうち自分と漫研風(=ヤヤ場違いな)女の子2人組を除き、残り全員「外人サン」になってしまった……町田でですよ! 六本木の「Hard Rock CAFE」のときにも南町田の「OUTBACK」のときにも感じたことだが、この手の店は外国人(米人?)客の集まり方が半端ではない。一体彼らはどこから沸いて出てくるのだろう? 六本木・品川辺なら近くの大使館員とか外資系企業の社員なんだろうなぁとある程度それらしい推測はできるのだけれど、町田ともなるとやはり米軍ですか? それともNOVA?

 店内は赤と白(と茶色)だらけ。値段はHard Rock CAFEより全然マシ。でも1品1,000円は下らない――のだけれど、量は「バカ」の付く多さなので2〜3人で取り分けていただくのが吉。ココはメニューの写真がとにかく巧いのヨ! メニュー見てるだけで唾液腺直撃必須の超誘惑写真。但し! ハンバーガーは切り株の上に乗ってるワ、ドリンクメニューはオレンジジュースや赤ワインが水柱になってほとばしってるワで、コレらを簡潔に表現するならば、つまり――かなりな「バカ」写真。

 フライデーズ・バーガー¥1,029、フレンチフライ付。もれなくナイフも付いてくる。切れってコトですか。食べやすくするため? それとも取り分けるため? さて、またしても持ったときバンズが温かくなかった。裏面にはしっかり焼き色が付いてるというのに温かくない……二度食べて二度までそうだったので、調理の上で何か手抜きをしてるとかそういうことではなさそうだ。「アンナミラーズ」でも温かくなかったことだし、ひょっとするとコレはコレで正統な型なのかも知れない……と思い直す。佐世保バーガーを食べたとき「熱くてしばらく持てなかった」と書いたことを思い合わせれば、ひょっとしてコレは持ちやすさへの配慮とか?? だとすればアメリカ人って、そんなに……(以下自粛)


 中身――中心にピクルスの埋まった紫タマネギ、トマト×2枚――コノ集団を口にすると、瑞々しい……ではなく水水しいお味がする。要はえらく水っぽい。あれ? 紫タマネギって普通のタマネギより辛いって言うよネ……ところがこのタマネギはちっとも辛くない(そう思って皿の上に落ちたカケラだけを拾って食べてみたら、えっらーく辛かった!!)。ピクルスは甘目。でその下にレタス→やったら塩っ辛いベーコン→そしてチーズ。パティは例によって消化に悪い硬さ。イヤ、そもそもこのバーガー自体が非常に消化に良くない。よほど強靭な消化器官の持ち主でないと日常的に摂取し続けることは困難でせう。

 例によって味ナシ。卓上のHEINZ のケチャップとFrench's のマスタードをお好みでかけるワケで……。まぁこう言っちゃあ何ですが、取り立ててどうと言うバーガーでもナシ……とか思いながら口に運んでいたところ、ふとあることに気が付いた……ガーリックがやたら利いてエラ〜ク辛い、付け合せのフレンチフライをまず口に含んで後、ハンバーガーを頬張る――と、そこに新たな味の均衡が生まれるのである!

 さらに言えば、音量大き目なアメリカンロックに身を任せつつガツガツガツッ……とかぶり付けば、美味しさが数段アップする……要はノリだね。コッテコテに濃ゆ〜い内装にゴッキゲンなアメリカンロックのBGM、そして自分以外almost外人だらけな店内の雰囲気――というコノ格好のロケーションを味方につけてノリと雰囲気と勢いで頬張れば、コレという特徴のないバーガーだって途端にとびっきりのスペシャルバーガーに変身してしまうワケである。

 なのでコノ手の店においては真っ向から料理と向き合ってはいけない。バンズの温度や肉の硬さに巻尺当てて計るようなセコセコ日本人になってはいけないのだ。山本直純氏が言う如く「大きいことはイイコトだ!」の精神に則り、正々堂々、口を大きく開けて喰らうべし! ノリで食べよ。

§ §

 品川店はパシフィックホテルの開放感溢れる前庭に面していて非常にイイ感じ。大勢で繰り出してテラス席を占領し、出てくる飲み物やお皿の大きさに目を丸くしながらワイワイやるのが向き。ちなみに店名の意味は"Thank Goodness It's Firday's!"だそう。日本国内の経営はワタミグループ。サイトの読み込みが遅いのが難ですな。


# T.G.I. FRIDAY'S のフライデーズ ランチバーガー
# T.G.I. FRIDAY'S のヨコスカネイビーバーガー(横須賀限定)
# T.G.I. FRIDAY'S のフライデーズ チーズバーガー
# T.G.I. FRIDAY'S のジャックダニエルズ バーガー

2004.11.9 Y.M

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2004年11月03日

# 006 モスバーガー


 早速↓カテゴリーがウソである。モスバーガーは後発組ではない前回登場の"コノ国のバーガーチェーン草創期"の面々とほぼ時を同じくして誕生した。つまりはファーストシーズンからの古株なのである。

 沿革を見てもらいたい。成増に実験店オープンが72年3月――私の記憶ではモスの名を聞くようになったのは80年代後半、「モスライスバーガー」で一躍脚光を浴び、なにやらマックとはひと味違うハンバーガー屋があるらしい……ということで柿生で市ヶ尾で(←全くの内輪)隠れて信仰利用する者が後を絶たなかった――てな感じではなかったかと。であるならばそれまでの15年、モスは一体どこで何をしていたのか? 沿革によれば87年12月「モスライスバーガー」新発売までの間(おぉ! 記憶は合ってる)、着実に店舗数は増え続けていたようだ。どうもココに答えが……。

50店舗目:コザ店オープン(沖縄)、100店舗目:小豆島店オープン(香川)、200店目:普天間店(沖縄)、300店目:福岡、400店目:山形、500店目:宇都宮鶴田店(栃木)、600店目:広島――で、700店目でようやく都内:南大塚店、さらに800店目:ヨコハマ宮元町店(神奈川)、900店目:関内北口店(神奈川)、1000店目:江古田旭丘店(東京)と首都圏が続く――。

 これから察するに、首都圏展開はやはり私の記憶通り80年代も後半に入ってから、それまでは地方を中心に数を拡げ、都会で当たり前のようにモスが見られるようになったのはここ十年ほどのことではないかと。それにしてもいまだに新鮮な、どこか新しいイメージを持たれ続けている――というのは大変素晴らしいことである。



 さてモスバーガー――前回のマック&フォロワーたちとは明らかに違う系統を打ち立てている。

 まず見た目……マック系は包み紙に包んで出てくるが、モス(とFバーガー)はご存知の通りバスケットに入れ、ちょっと傾けて中身が見えるようにして出してくる――包み紙開けると湯気でちょっと湿った薄っぺらなバーガーが、頭のてっぺん見せてこちらにお辞儀――というのとは180度違う、見せ方の演出である。立体を感じる。見本の写真どおりの、肉と野菜が何層にも折り重なった食べ物であることを初めて実地に披露してみせたバーガーショップではなかろうか。

 そしてこれまたお馴染み、注文を受けてからつくり始めるシステム――今となってはすっかり当たり前の話なのだが、マック全盛当時としては画期的なことであったように記憶する……ハンバーガー出来上がるまで待つ、否、待たされる……それ故に持ち帰り専用の"待ち席"が常設されているのも実は隠れた特徴のひとつか。

 店の名前を品名にしたモスバーガー¥320はまたまたご存知厚切りトマトミートソースがトレードマーク。ルーツになったバーガーがあるのだろうか……とにかく、モスと言えばコレ歯ごたえのよい刻みオニオンの混ざったミートソースはスパイスがよく利いていて、正直この味だけでこのバーガー全体の個性を引っ張っていっているように思われる。胚芽入りのバンズが甘いかしょっぱいか……なんてコトはこの際まったく問題ではない。と言うかよく判らない。ソースこそすべてそれがモス。ちなみに「炭火アイスカフェラテ」S:¥250の、マイルドなコーヒー味との相性が抜群、のような気がする。



 そして……ついに「匠味(チーズ)」¥670の胸を借りる。

 店舗・数量限定(加えて時間帯も限定)。FKと違い、今度はちゃんと磁器の皿で出てきた。横に大きい。名刺大のカードが一枚添えられており、当日その店での製造番号と製造責任者の名前が記されている。裏面にはあれこれ説明書き。

 パティはレギュラーバーガーの品質をさらに向上させた、もちもち弾力ある食感。特製バンズは顔を近寄せるだけで香ばしい香りが漂って来、脇役としての存在感を十二分に発揮している。オニオンは刻まずにソテー。味の決め手はやっぱりソース(説明書きには"たれ"とある)でしょう――しょう油ベースの特製ソースの(私にはやや辛い)味に、加えたブラックペッパーがトドメですな。この黒胡椒が調和のよくとれた味に立体感を持たせていると思う。全体としては倭人の好みを研究し尽くした、倭人のためのきわめて倭人好みな味作りだと思う――という感想は、このバーガーの正式名称がニッポンのバーガー 匠味(チーズ)であることを知る以前に思ったことだから、間違いない!

 本場米国産にはない(であろう)、日本人らしいキメ細やかさが最大の魅力。しかし"細やか"に執着するあまり、ついつい小さくまとまり過ぎてしまう弊に陥ることなく、かえって香辛料やソースの使い方に一種豪放さを見せながら、その対立の上に絶妙な落としドコロを決めてみせる――それが¥670なら全くもっていいじゃないですか。国産礼賛の逸品。

§ §

 そしてBGM――複数の店に行った結果、それぞれ違うモノがかかっていたのだが、いわゆるムードミュージック、イージーリスニング系を意識してるかなという選曲。最も気持ち良かったのは茅場町店……エアコンのよく効いた吹き抜けの高天井に、ハワイアン――ウクレレやスラック・キー・ギターが心地好く鳴り響いて、見事なリラグゼーション空間を体現していた。いやー快適!!

 他の店で出会ったのは『真夜中のカーボーイ』などの映画音楽をはじめ「ジェットストリーム」辺りでかかりそうな曲とか。ポップナンバーをかけている店にしても落ち着きある雰囲気づくりは心がけているようで、ビートはあってもおとなしめな曲が多い。つまりモスではハッチャけた、活きのいいロックンロールなどまずかからない。どちらか言うと覇気のない曲メインで。

2004.7.18 Y.M

続・モスバーガー


 発売開始から2ヶ月、ようやく最近匠味アボカド山葵を食べることができたので続編。まずは茅場町店の様子から。緑モスである。俗称ではなくモス自身そう名乗っているので、ぜひそう呼んで差し上げて――。

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