「EXPO 2025 大阪・関西万博」へ行って来ました。日にちは2025年6月11日水曜日。平日券¥6,000(税込)での入場です。大阪の親戚と一緒に行きました。以下、万博について思ったこと・体験したことをザッと書き出しておきます……。
【入場まで】
・来場日時=6月11日(水) 10:00- [東ゲート]
・「09:30 夢洲駅着→10:00 入場」を想定していたが、10時に入るには「9時に着いておいた方が」との助言により、予定を30分早める。
・しかし万博公式の弁天町駅荷物預かり所が"大誤算"(後述)、ここで30分のロス。結局、夢洲到着は9時30分に。
……大阪メトロ中央線 夢洲駅と東ゲートの距離は案外近い。が、入場待ちの列が予約時間別に何列もあって、会場に入る前のこの段階で正直かなり萎える。しかも鬱陶しい雨降り。エクスペディアのCMを思い出した……このCM大っ嫌い(笑)。が、結果、入場まで30分。手荷物検査を経て、10時ちょうどに入場出来た。
【大屋根リング】
・「よく造ったな」のひと言。文句なくみごと! 何べんでも写真に撮り収めたくなる。
・日本の伝統構法「貫(ぬき)構法」による壁のない巨大な木造建築物。
・「雨風よけにもなる」とあるが、東ゲート入った付近の大屋根リングは雨が降り込む造りで、傘が畳めず。
・スカイウォーク(周回出来る部分)の高さ「12メートル」は4階建てマンションに相当。昇るとちょっと怖い。
【予約について】
……私の場合、来場日までに計2度の予約機会=「7日前抽選」と「3日前抽選」があり、どちらも惨敗。人気パビリオンなど歯牙にもかからず。
辛うじて取れた<第5希望>のパビリオンは、時間も18:15〜と遅めで、こう言ってはナンだが"ハズレ"みたいなもの。「全然望み通りにならない」という思いがこの辺りから沸々と湧き始める。
3日前抽選=パビリオン・イベントの空き枠先着予約に関して言うと、万博公式サイトへログインするまでにそもそも1時間。0時ちょうどから予約開始なのに、ログイン出来たのは0時14分。そこから"空き枠"を検索するだけで処理に6分かかり、0時20分にはどこのパビリオンもほぼ「×」。どうにか予約出来たパビリオンも夕方遅めの"ハズレ"な時間帯だったり。
・入場10分後から出来る「当日予約」も、雨の中やっている余裕なし。行きたいパビリオンの予約など到底ムリ。
・しかも、予約をキープしつつ別の予約をすることが出来ず、一度キャンセルしないと新たに取れない仕組みが実に不合理。
・せっかく現地にいるのにスマホに首ったけなのも本末転倒。
【コモンズについて】
・だから予約は諦めて「コモンズ」と呼ばれる、複数の国や地域がひとつ屋根の下に共同で出展している「共同展示」パビリオンからまずは攻めることに。
・小ブースが無数に並ぶ造りで、悪く言えば低予算でチープ。よく言えば冗長な演出・装飾が少なく、ポイント明快。
・各国の魅力、御国事情、取り組み、お困りごとなどがハッキリしていて、わかりやすいと言えばわかりやすい。
・その国に「より親しみが湧く」のは実はコモンズかも。
【食事について】
・この混みようでは「食事にありつけないのでは」との危機感から、「入れればどこでもよい」との思いで食事処を探索。
・結果行き当たった、リングサイドマーケットプレイス西2階「Weihenstephan Oktoberfest (ヴァイエンステファン オクトーバーフェスト)」は店内ドドーンと315席! 雨と人混みからの避難所にはベスト。
・頼んだのはカリーヴルストプレートという名の、ボイルしたソーセージを切っただけの一皿¥2,580(税込)。ビールはヴァイエンステファンの小サイズ¥1,680(税込)。〆て4,260円。高い。
・でも、ゆっくり&ゆったり足休め出来たのでよし。12時前に動けたのが勝因か。
・アメリカ館やオーストラリア館などにハンバーガーがあるが、とてもとても……。そもそもアメリカ館などは人気過ぎて並ぶ気さえ起きず。
・飲料の自販機と給水所はそこら中にあり。困らず。
【パビリオンについて】
・人気のアメリカ、イタリア、フランス辺りに行きたかったのだが、どれも「2時間待ち」とか、時間と体力を奪うものばかりで到底ムリ。
・そこで予約なしでも入れるパビリオンに並び、3館ほどクリア。
・並ぶか否かの目安は「30分待ち」程度。
・超軽量の折り畳みイスを親戚が持って来てくれていて、足の疲労緩和に大活躍。イスは必須アイテム。
・一国単独のパビリオンの方がお金がかかっていて、造りが豪華。
・専属のコンパニオンもいて、より「万博らしい」のはコモンズよりパビリオンの方。
・但し、ハコの大きさに対して正味の展示内容はさほどでもなかったり、実は「コモンズ」ぐらいの小間でも十分「用は足りている」と言えば足りているような気も。
・展示の規模と伝えたい熱量の大小は必ずしも比例しないこともまた事実。
・要するに単館のパビリオンは、中身よりも「見せ方」やその「演出」をメインに楽しむべきなのかな……という感想。
……風土や自然、文化・風習などについて触れるパビリオンが多い中、「チェコ共和国」はほぼ「アート」に特化した造りで、これはこれで面白く。その内容以前に建物のデザインにまず惹かれる。結局、お金のある国はパビリオンのデザインや意匠に力を注ぐ傾向にあると。
【ここまでのまとめ】
・とにかく歩くし立ちっ放し。
・10時に入場して、16時前に大屋根リングに再度昇った時点で既に足腰ガクガク。
・とにかく人出がすごい。平日なのにビックリするぐらい人が歩いている。
・でも"距離"は保たれているような。閉所に押し込められるようなストレスは感じず。
・それは夢洲駅や中央線の車内においても同様。
・だから事前予約制による来場者数のコントロールはそれなりに効いているのかも。
・それゆえか、不機嫌で喧嘩したり、子どもがギャンギャン泣いたりしているような光景には一度も遭遇せず。
……その日のうちに新幹線で帰宅するので、17時前には会場を後に。駅までグルッと遠回りさせられることもなく、帰りの夢洲駅もそこまで混まず。そして冒頭「後述」と書いた問題について、以下……。
【大型荷物について】
……旅行者特有の「大型荷物は持ち込めません」問題。キャスター付き荷物、大型荷物をうっかり会場へ持って行くと、「1個10,000円」の預かり金の憂き目に。そこで「ホテル→会場、会場→新大阪駅」の経路を考慮しつつ、弁天町駅の荷物預かり所を利用することに。ここでも空き状況を見つつの事前予約制……ホトホト疲れる。
・中央線のホームからグルグル回らされてようやく辿り着くと、普段は阪神高速下の放置自転車の保管所になっている場所で、そっちの案内だと中央線から8分。荷物預かり所のサイトでは「中央線から3-5分」……大ウソ。
・しかも高速道路下の"屋外"。
・だったら、御堂筋線から中央線に乗り換える本町駅の"改札内"にヤマトの手荷物預かり所があって、そっちの方がはるかに便利だったのに。
・この弁天町の預かり所と駅までの往復で行きに30分ロス。
・旅行ついでに万博へ行く人は、荷物の心配のない「日程の中日」などに計画するのがよろしいかと。
【大きなまとめ】
・事前予約やそのための下調べにものすーごく時間を取られる。
・既に行くまでにけっこうな疲労。
・その割に「思い通りにならない度」ほぼ100%(笑)。「無力感」「虚無感」を味わうことに。
・でも、行くとそれなりの感慨と収穫。
・「もう一度行きたい」という気にはなる。「次こそは上手く攻略したい」という気に少しさせられる。
・だから「夏パス」「通期パス」などを買って「何度も通う」のが正解かなと。大阪の人はぜひそうすべき。
・迷っている人は3,700円の「夜間券」を買って、一度ぶらりと「偵察」してみるのがよいかと。
§ §
と言うことで、世界の国々を知るよい機会になりました。本来それが目的のイベントですので。「ナウル共和国」とか、小国ながら「グッ」と来ましたね。
あとは万博会場のはるか手前の駅の通路という通路、カドというカドにことごとく警備員・案内係が配置されていて、途轍もない人数が動員されていることが確認出来ました。それだけの"雇用"を生んでいるということで。一大イベントです。一生の思い出になりました! (おわり)
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